• EC

Shopify・Woocommerce・BASEをそれぞれ比較します【料金や手数料の違いは?】

こちらでは、ネットショップ作成サービスの中でも特に有名な、

  • Shopify(ショピファイ)
  • Woocommerce(ウーコマース)
  • BASE(ベイス)

の3つのEコマースプラットフォームを比較していきます。

 

ネットショップを立ち上げるにあたって、どのサービスを利用したらいいのか迷っている方は非常に多いでしょう。

特にBASE(ベイス)は国内でのシェア率が高く、Shopify(ショピファイ)やWoocommerce(ウーコマース)は海外で最もメジャーだと言えます。

 

こちらでは、この3つのEコマースプラットフォームを比較し、料金や手数料の違い、メリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

どのEコマースプラットフォームを選んだらいいのか悩んでいる方は、是非参考にしてください。

 

 

Shopify(ショピファイ)とは?

Shopify(ショピファイ)は2017年に、日本でも本格的にサービスを開始したEコマースプラットフォームです。

まだまだ普及してから日が浅いので「名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らない」、という方が多いでしょう。

 

Shopifyは2004年にカナダで創業されたECサイト作成サービスであり、世界175ヶ国で利用されている世界シェア率NO.1のサービスです。

これまで開設されたショップ数は60万サイト以上、アクティブユーザーは100万にものぼると言われています。

 

日本での知名度は低いですが、2019年に日本用のサービスができたこともあり、非常に使いやすくなりました。

メリットも非常に多く、導入コストも安いのでかなりおすすめのECサイト作成サービスです。

 

Woocommerce(ウーコマース)とは?

Woocommerce(ウーコマース)は、世界で最も利用されている、WordPressをネットショップ化するプラグインです。

2020年9月現在で、WordPress上で5万件以上もインストールされています。

WordPressで作成されたサイトがあれば、Woocommerceを導入するだけで簡単にECサイトの機能を追加できます。

 

具体的には、既存のサイトにショッピングカート機能を付ける事で、販売をスムーズにするプラグインです。

ShopifyやBASEのような、ECサイト作成サービスとは違うため、Wordpressの知識がある程度必要となってきます。

ただし、Woocommerce自体は無料で利用できるので、大きなメリットといえるでしょう。

 

BASE(ベイス)とは?

BASE(ベイス)は、日本国内シェア率NO.1のECサイト作成サービスです。

累計ショップ開設数110万サイトを誇っており、日本のサイトなので安心して利用できる、というのも大きなポイントとなっています。

月額固定費用がかからないので、初心者の方でも始めやすくなっています。

 

また、商品管理から決済、発送、お金の管理まで開設したその日からあらゆるサポートに対応しています。

専門知識が全くないという方でも簡単にサイトが作成できるので、特に初心者の方におすすめです。

 

Shopify・Woocommerce・BASEの料金・手数料・機能

それぞれどのようなECサイト作成サービスなのかが分かったところで、料金・手数料・機能などを徹底比較していきたいと思います。

shopify・woocommerce・baseで迷っている方は、是非比較しながら用途に合わせて考えてみてください。

 

料金の比較

初期費用 月額固定費
Shopify 無料 29ドル
Woocommerce 無料 無料
BASE 無料 無料

Shopifyに関しては月額固定費が29ドルかかりますが、だからといって料金が高いというわけではありません。初期費用はどのサービスも全て無料なので、始めやすいです。

この後に解説する、手数料を考慮するとShopifyが一番お得になるケースもあります。

 

また、Woocommerceに関しては初期費用も月額固定費も無料となっていますが、ドメイン名やSSL証明等が必要となるため、実際には年間で1000円ほどの費用がかかってきます。

 

手数料の比較

Shopify
販売手数料 無料
決済手数料 3.4%
(Shopifyペイメント利用)
振込手数料
無料
Woocommerce
販売手数料 無料
決済手数料 無料
(クレジットカード決済の手数料のみ発生)
振込手数料
各銀行の振込手数料が発生
BASE
販売手数料 3%
決済手数料 3.6% + 40円
(BASEかんたん決済利用)
振込手数料
250円 + 500円 もしくは 0円

月額固定費ではShopifyよりもBASEの方がお得に見えるかもしれません。

しかし、販売手数料や決済手数料、振込手数料においてはShopifyの方が安いです。

なので、ShopifyとBASEで悩んでいる方は、自分のネットショップがどのくらいの売上を見込めるかで選ぶと良いでしょう。

 

また、Woocommerceで振り込み可能な銀行は、みずほ銀行・ゆうちょ銀行・ジャパンネット銀行の3つとなっていますので、それぞれの振り込み手数料が発生します。

 

機能の比較

Shopify
商品登録数 無制限
独自ドメイン 利用可能
常時SSL化
対応済み
決済手段
  • Shopify ペイメント
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • Shop Pay
  • PayPal
  • Amazon Pay
  • KOMOJU
  • 携帯キャリア決済
  • Paidy
  • GMOイプシロン
  • SBペイメントサービス
  • 2Checkout
  • CyberSource
  • BitPay

 

Woocommerce
商品登録数 無制限
独自ドメイン 必須
常時SSL化
必須
決済手段
  • 銀行振込
  • 郵便振替
  • 店頭払い
  • 定期購入対応代金引換 ※別途有料のプラグインが必要
  • PayPal 決済
  • Stripe
  • Square
  • Amazon Pay
  • Apple Pay
BASE
商品登録数 無制限
独自ドメイン 利用可能
常時SSL化
対応済み
決済手段
  • クレジットカード決済
  • コンビニ(Pay-easy)決済
  • 銀行振込決済
  • キャリア決済
  • PayPal決済
  • 後払い決済

 

 

このように比較してみると、決済手段に大きな違いがあることがわかります。

Shopifyにはかなり多くの決済手段がありますが、コンビニ決済や銀行振込には対応していません。

ただし、Amazon Payなどが使えるのでキャッシュレス化の現代では、多様な決済手段のあるShopifyの方が有利だと言えます。

 

Shopifyのメリット・デメリット

メリット

  • 初期費用が無料で運用コストが安い
  • 商品数や画像ファイルなどの容量が無制限
  • 初回登録補14日間は無料で利用できる
  • 操作がシンプルなので使いやすく、運用がしやすい
  • 画像やテキストを差し替えるだけでECサイトが作成できる
  • ドメインやSSL証明書サーバー費用が含まれており、契約や管理の必要がない
  • サーバーパフォーマンスが高く落ちにくい
  • モバイル版のアプリから、アクセス状況や注文状況が確認できる
  • 豊富なテンプレートが用意されている
  • 入金サイクルが早い(申請した翌週の金曜日
  • 販売チャンネルの数が圧倒的に多い
  • アプリ(拡張機能)を組み合わせて効率的な運用が可能
  • 数分でストアを立ち上げることができる

 

デメリット

  • 一部英語のアプリがあるので使いづらい
  • 微調整にはHTMLやLiquidなどの専門知識が必要になる
  • 日本語による電話サポートには対応していない

 

Woocommerceのメリット・デメリット

メリット

  • WooCommerce自体は無料で利用可能
  • カスタマイズが無限大
  • スタイリッシュなテンプレートが多い
  • 140を超える決済サービスを利用できる
  • WordPressのテーマによってデザインを変更できる
  • WordPressにあるプラグインを無限に活用できる
  • WordPressの巨大なオンラインコミュニティを利用できる
  • WordPressで簡単に導入できる
  • SKU登録数の上限が無い
  • オリジナル性を追求できる
  • 複数店舗を作成してもコストがかからない
  • 固定費がかからないのでより安く商品を提供できる
  • ブログを一緒に運営する事ができる

デメリット

  • カスタマイズするには知識が必要
  • サーポート体制はプラグインなので万全とは言えない
  • セキュリティ対策がないので自分で構築する必要がある
  • ドメイン名・SSL証明書の取得が必要
  • 有料のテンプレートやプラグインを利用すると高額になる場合がある

 

BASEのメリット・デメリット

メリット

  • 初期費用0円でECサイトを作成できる
  • Instagramと連携できる
  • BASE専用アプリから購入してもらえる可能性がある
  • リアルショップ(丸井の人気エリア)に出店できる
  • ブログ機能を使ってお店のブログを作成できる
  • ネットショップ運営の知識がつく
  • 固定費用がかからない
  • 多機能なのに利用料金が安い
  • 拡張機能を使う事ができる
  • オリジナル商品の作成や出品が簡単
  • ライブショッピング機能が利用できる
  • デジタルコンテンツの販売にも向いている

デメリット

  • 集客力を上げるためには工夫が必要
  • 売上が上がるほどECサイトの運営コストが高くなる
  • オリジナル度は下がる
  • カスタマイズが限られる

 

Shopify・Woocommerce・BASEはどんな人におすすめ?

shopifyがおすすめな人

shopifyは売上が多いショップほどお得になります。

具体的に月の売上が12万円以上になる場合は、BASEよりもshopifyの方がコストが安くなります。

なので、shopifyかBASEかで悩んでいるという方は売上をベースに考えると良いでしょう。

本気で運営するならShopifyかwoocommerceがおすすめです。

 

Woocommerceがおすすめな人

ある程度、サイト作成の知識があるという場合は一番コストのかからないwoocommerceがおすすめです。

決済方法も豊富に用意されているので、販売機会損失も防ぐことができます。

手数料や固定費は一切かからないので、3つの中で一番安くECサイトを運用できるのが大きいですね。

また、ShopifyやBASEに比べてカスタマイズが豊富なので、オリジナリティを出すことができます。

 

BASEがおすすめな人

とりあえずネットショップを作成したいという方には、BASEがおすすめです。

サポートも万全なので、まったくECサイト作成に関する知識がないという方でも、簡単にECサイトを作成できます。

初期費用も月額固定費用もかからないので、ネットショップを始めてみたい、なるべく費用を安く抑えたい、という場合はBASEで作成すると良いでしょう。

ShopifyやWoocommerceとは違い日本のサービスなので、とにかく使いやすいのがポイントです。

 

最後に

Shopify(ショピファイ)・Woocommerce(ウーコマース)・BASE(ベイス)の料金や手数料の違いをそれぞれ比較しました。

 

ShopifyやWoocommerceは特に日本のサービスではないので、難しいイメージを持っている方が多いです。

しかし、実際にはShopifyは日本向けにサービスを展開していますし、Woocommerceも国内でたくさん利用されている実績があるので困ることはほとんどないでしょう。

 

まずは日本のサービスという事でBASEを選ぶ人が多いですが、今回ご紹介したメリットやデメリット参考にじっくりと考えたうえで、どのサービスを利用したらいいか考えてみてください。

 

 

 

関連記事

  1. ネットショップの開設場所おすすめ比較します【無料・有料別】 

  2. Amazon広告の種類と特徴【仕組みや運用のコツもご紹介します】

  3. ネットショップのSNS集客の方法【特徴やメリットも解説します】

  4. Amazon販売における在庫管理ツールの比較【料金やポイントを解説】

  5. 2020年最新のAmazon出品制限・出品規制ブランド品は?【解除方法…

  6. 海外Amazonで販売する方法【グローバルセリングについても解説】

  7. Amazon輸出ツールアマトピアのおすすめの機能

  8. Amazonで売れる商品ページの作り方【大事なポイントを解説します】

PAGE TOP