SNSマーケティングの効果や活用のコツご紹介します【企業の成功事例に学ぶ】

スマートフォンを持っている人の約9割が使っていると言われているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、利用しているのが当たり前ともいえる時代になりました。

企業のマーケティングにおいても大きな効果をもたらすSNSは、今や欠かせない存在となっています。

 

そんな「SNSマーケティング」は大企業だけではなく、中小企業や個人でも活用されており成功事例も数多くあります。

現代においてSNSをマーケティングに活用しない手はないでしょう。

 

なお、中にはSNSアカウントを開設したものの、思ったよりも成果が出ていなかったり、運用が思ったよりも大変、といった悩みを抱えている方もいるはずです。

今回の記事では、SNSマーケティングの効果や活用のコツを紹介し、SNSマーケティングで最大限の効果を発揮できるようポイントを解説していきます。

また、実際の企業の成功事例に学び、SNSマーケティングをどのようにして成功させる事が出来るのか、参考にしていただければと思います。

 

 

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、その言葉の通りSNS(InstagramやTwitter、Facebookなど)を活用したマーケティングの方法の事を指します。

SNSマーケティングをビジネスに活用する事で、商品やサービスを認知してもらったり、顧客とのコミュニケーションにより企業やブランドの価値を高めることが出来ます。

また、顧客と直接的なコミュニケーションが可能となるため、商品やサービスに対するリアルな声をキャッチすることができ、より効果の高いマーケティングが可能となります。

 

一括りに「SNS」といっても、それぞれのSNSではユーザー属性が異なるため、自社がターゲットとするユーザー属性に合わせてSNSを選定すると良いでしょう。

これにより、SNSマーケティングの効果をさらにアップさせる事ができるはずです。

 

SNSマーケティングの効果

SNSマーケティングを活用する事で、以下のような効果が期待できます。

  • 顧客との信頼関係を築くことができる
  • 商品やサービスを拡散できる
  • ユーザーの本音が分かる

 

顧客との信頼関係を築くことができる

SNSを利用するという事は、顧客と直接的なコミュニケーションをとる事になります。

これにより、企業と顧客との間に信頼関係を築くことができ、商品やサービスに対してより身近に感じてもらえるようになるでしょう。

商品やサービスを身近に感じてもらう事で、顧客ロイヤリティの向上も期待できます。

 

商品やサービスに愛着を持ってくれる「ファン」を獲得していく事で、顧客の紹介から顧客を獲得できたり、リピーターを獲得できる可能性が高くなります。

SNSマーケティングには、企業やブランドの価値を高くしてくれる効果があるのです。

商品やサービスを拡散できる

インターネットにはない「SNSの特性」として、スピードと拡散力が挙げられます。

ターゲットとなる属性から、さらにその属性に近い友達へと商品やサービスが拡散されるので、コンバーション率も高くなるでしょう。

また、SNS上で大きな影響力を持つアカウントに協力してもらい商品やサービスを紹介してもらうだけでも広範囲の拡散が期待できます。(インフルエンサーマーケティング)

 

SNSの中でもInstagramはユーザーの影響力が大きく、Instagram内で大きな影響力を持つアカウントは「インスタグラマー」と呼ばれています。

インスタグラマーの投稿は日々多くの人に注目されており、紹介した商品やサービスが一気に完売してしまうほどの影響力を持つ事もあります。

このようにSNSマーケティングにはスピード性があるため、活用方法次第では早くに結果を出すことが出来るでしょう。

ユーザーの本音が分かる

SNSではユーザーが商品やサービスに対して投稿する事が多く、その投稿からユーザーの本音を知る事が出来ます。

ユーザーの本音を調査する事で、商品開発などのマーケティングに役立てる事が出来るでしょう。

中には良い感想だけではなく厳しい感想もかかれているかもしれませんが、今後の商品やサービスの改善に役立つので真摯に捉える姿勢が大切です。

 

SNSマーケティングの活用のコツ

SNSマーケティングを活用し成功させるためには、以下の3つのコツを意識して取り組むと良いでしょう。

  1. 目的や目標は明確に決めておく
  2. ターゲットを細かく絞り込む
  3. 運用した結果から改善策を考える

 

目的や目標は明確に決めておく

SNSマーケティングで、ただ企業やブランドのアカウントを作っただけでは効果を得られません。

細かい目的や目標を明確に決めておき、そのために何をすべきかを考えていく必要があります。

 

まずは、ビジネスの最終目標となる、売上や契約数、利益率などの目標を数字で表しましょう。

数字で表す事で、目標がより明確になり今どのくらいであとどのくらい頑張らなければいけないのかが分かりますね。

次に、小さな目標となる、「今月中にフォロワー数を○○人増やす」、「SNSの投稿に○○件いいねをもらう」、などの細かな目標を立てます。

 

大きな目標を達成するための小さな目標を決める事で、SNSマーケティングにおいて何をすべきかが明確になり結果を出すことが出来るでしょう。

 

ターゲットを細かく絞り込む

インターネットマーケティングでも「ターゲティング」が非常に重要となりますが、SNSマーケティングではより重要視されます。

SNSマーケティングでは、インターネットマーケティングよりも細かな情報(年齢や性別、趣味、職業)を得られるので細かなターゲティングか可能です。

 

商品やサービスを誰に宣伝したいのか、企業やブランドが最もアプローチしたいユーザーモデルを最初に組んでおきましょう。

このように細かなターゲティングを行う事で、ターゲットに対してより効果的なアピールをする事ができ、結果としてSNSマーケティングの成功に繋がります。

 

運用した結果から改善策を考える

SNSマーケティングにはいろいろな活用方法があり、それぞれの企業やブランドが独自にさまざまな工夫をしています。

そんな中で、SNSマーケティング初心者の方がいきなりSNSマーケティングを始めても、最初は思ったように成果が出ない場合が多いです。

このような場合に、SNSマーケティングを成功させるためには、運用した結果から改善策を考えるという事が重要になります。

 

中にはSNSの運用だけで手いっぱいになっている人がいるかもしれませんが、それだと改善策を見つけ改善する時間が取れなくなってしまいます。

SNSマーケティングを成功させるためには、まず無駄な時間を省くために自動化できるところは自動化し、ルーティンにすることが大切です。

そして、空いた時間に改善策を探し、少しずつ改善したり独自の工夫を組み合わせたりしていく事が、SNSマーケティング成功へと繋がっていくでしょう。

 

企業の成功事例に学ぶSNSマーケティング

さまざまな企業がSNSマーケティングを活用し、売上やサービスの向上に成功しています。

こちらではSNSマーケティングで成功した企業の成功事例をご紹介するので、これからSNSマーケティングを始めたいと考えている方は是非参考にしてください。

  1. ハーゲンダッツジャパン
  2. ポッキー
  3. はなまるうどん
  4. 無印良品
  5. 大丸・松坂屋百貨店

 

ハーゲンダッツジャパン

ハーゲンダッツジャパンは、各SNSアカウント(Facebook、Twitter、mixi)を活用し、「あのフレーバーをもう一度!フレーバー復活総選挙」というコンセプトのSNS企画を開催しました。

具体的には、過去に販売されたフレーバーの中でも好評だった24種類の中から選んでSNSで投票すると、

1位になったフレーバーに投票した人の中から抽選で1000名に、1位のフレーバーが12個入ったアイスセットをプレゼントするという内容です。

 

「抽選に応募して当たった人だけがもらえる」というこの企画には多くの応募者が募り、結果として計16万票を超えるという大人気の企画となりました。

これにより、ハーゲンダッツジャパンはSNSアカウントを大勢のユーザーに認知してもらう事に成功しました。

 

ポッキー

ポッキーはTwitterアカウントを活用し、「ポッキー」を含めたつぶやきを行った総数で世界記録を狙おう!という企画を行いました。

2013年11月11日にスタートした企画でしたが、その後日日付変更までもツイートは続き、ツイート総数は目標を大きく上回る結果となりました。

 

また、「24時間に最もツイートされたブランド」として世界記録に認定され、あらゆるメディアで取り上げられました。

Twitterの企画だけで、顧客との心の距離を縮めただけでなく、世界記録、世界的認知までも手に入れたのです。

 

はなまるうどん

はなまるうどんは、エイプリルフールを利用した「エイプリルフールネタ」をTwitterに投稿したことで、ユーザーに大きなインパクトを与え、さらにはニュースにまでなりました。

その内容は「深海に棲むダイオウイカを天ぷらにして売る」というもので、当時は深海に生息しているダイオウイカが実際に漁師の仕掛けた網に捕獲されたニュースなどが報じられていたため、

実現しそうなウソがSNS上で大きな話題を呼んだのです。

 

この「エイプリルフールネタ」ツイートはTwitterのトレンド入りを果たし、さらに公式サイトへのアクセスを通常の24倍にもアップさせました。

当時話題になっていたことを上手く利用し、認知度を大きく上げる事に成功したのです。

無印良品

無印良品はSNSを非常にうまく活用しており、SNSマーケティングにおいても多くの戦略を駆使しています。

一番最初に大きな成果を上げたのが、Twitterでの「タイムセールなう」のつぶやきです。

フォロワー数を順調に増やしていた無印良品は、Twitterに貼ったリンクからしか入れないタイムセールサイトを開設し、Twitterを中心とするセールを行ったのです。

 

今までこういったSNS中心のセールはなかったため、Twitterユーザーも新鮮さを感じたはずです。

結果として、セールは大きな売り上げとなり大評判で、フォロワー数の獲得にも成功しました。

他にも、SNS限定でクーポンを配布するなど、SNSを活用した売上アップ戦略を行っているので非常に参考になります。

 

大丸・松坂屋百貨店

大丸・松坂屋百貨店は、自社キャラクター「さくらパンダ」をコミュニケーションアイコンとして活用し、あらゆるSNSでその人気を支えました。

中でもLINEアカウントは、友達登録による「さくらパンダ」のスタンプの提供を行うと登録数が200万人に達するなど、絶大な人気となりました。

他にも、Twitter、FacebookのアカウントとYouTubeチャンネルを開設し、キャンペーンの告知やイベント報告を行うなどして、認知度アップを成功させました。

 

また、1,000円以上商品を購入でさくらパンダのオリジナル文具をプレゼントするといったキャンペーンでは8200人もの参加者が募り、1人当たりの購入額は平均6500円を超える結果になりました。

 

最後に

SNSマーケティングの効果や活用のコツ、SNSマーケティングで成功した企業の成功事例をご紹介しました。

企業の成功事例を見てみると、それぞれの企業特性を生かしたアイデアをSNSで活用し、大きな成功を収めている事が分かります。

 

SNSマーケティングを成功させるためにも、ただアカウントを作成するだけではなくいろいろな事を試行錯誤してみてください。

成功すれば、ビジネスにおいて大きな成果を得られるはずです。

 

 

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