集客できる飲食店のコツとはいったい何なのでしょうか。
最近はコロナウイルスの影響により、飲食店への集客が難しくなってきています。
その時代でも役立つ、飲食店の集客方法についても解説していきますのでぜひ最後までご確認いただけますと幸いです。
集客できる飲食店のコツとは?
集客できる飲食店のコツはたくさんありますが、その中でも重要度が高い以下の4つを紹介していきます。
- ブランディング
- 口コミ
- 外観
- テイクアウト
ブランディング
ブランディングというのは、簡単にいうと他のお店と差別化することです。
他の飲食店と差別化することで集客がやりやすくなることがあります。
お店のコンセプトを決定する際は、ぜひブランディングの部分を意識していきましょう。
ちなみにコンセプトとは、「概念」という意味をもちます。
つまり、その飲食店のオリジナリティは何か?その飲食店にしかない魅力などを指し、この部分が飲食店の集客が成功しやすくなるコツといえるでしょう。
ターゲット層を定めることなくどんな人でも集客しようとしているお店ではなく、たとえば値段の単価をあげて高所得者層をターゲット層にしたり、逆に値段を下げて学生をターゲット層にしたりすると、お店のコンセプトがかたまりやすくブランディングが成功しやすくなる傾向があります。
有名な企業の例を出すと、たとえばスターバックスのコンセプトは”Third Place”です。
「家でもない職場でもない気軽に集まることができる第三の場所」という位置づけにして、普通の席だけでなくてソファー席なども完備しています。
飲食店の集客で失敗する場合は、このコンセプトの設定で失敗している可能性があります。
お店のターゲット層が求めていないものをコンセプトに設定してしまうと、たとえ1度来店があったとしてもその後リピーターはつきずらく、集客で悩むことになるでしょう。
口コミ
飲食店の集客で成功するためには、お客様の声を大切にすることがとても重要です。
お客様の声というのは、つまり口コミのことを指します。
Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)などのSNSでシェアされて拡散されると、場合によっては飲食店の集客が爆発的に加速することがあります。
SNSの種類もどんどん増えているため、お店のターゲット層が多くの利用しているSNSは何か?その認識が間違っていると集客で失敗する可能性があるので注意が必要です。
TikTok(ティックトック)やYouTube(ユーチューブ)などの影響力も大きいため、1度だけ有名なインフルエンサーに紹介されただけでも売上が大きく変動することもあります。
ぜひお客様の声(口コミ)を大切にして、その口コミが拡散されるようなコンセプトを考えてみてください。
たとえば、話題になりそうな面白いメニューを1つ追加するだけでも効果はあるかもしれません。
「友だちにシェアしたい」「インスタにのせたい」と思ってもらえるような食べ物や飲み物だけでなく、店長が独特であることも口コミを発生させるコツの1つといえるでしょう。
とくに小規模の飲食店についてはそのお店の店長の人柄や対応がリピーターに大きく影響します。
料理の味ももちろん大切ですが、最近はお店のブランディングから発生する口コミの重要度が増してきている印象です。
外観
飲食店の集客において外観のイメージはとても重要です。
たとえば、外観の色やデザインです。
看板の色については基本的には赤色や黄色、オレンジなどの暖色系の色がおすすめです。
外観をみて存在を認知してもらうだけでなく、興味をもってもらわなければ集客はできません。
壁にポスターを張ったり、マスコットキャラクターなどをお店の前に置くなどの工夫をすると効果を期待できます。
※お店のコンセプトによっても対策は異なりますが、店内に入店しやすくすることを意識して外観をデザインすると集客がやりやすくなることがあります。
また、インターネットで検索をしてお店を調べる人に向けての写真においても、外観のイメージをしっかり伝えるように努めましょう。
最近はとくにこのインターネット上での外観イメージの重要度が高くなっています。
Googleマイビジネスでお店を登録して、MEO対策をすることでGoogleマップからの集客も期待できるため、飲食店の集客にお困りの方はぜひこちらも検討してみることをおすすめいたします。
テイクアウト
コロナウイルスが世界中にひろまり、人々のライフスタイルが大きく変化しています。
コロナウイルス感染リスクを避けるために、店舗へ足を運ぶ人が減っているため今まで通りの集客ができなくなり途方に暮れる方も多い印象です。
コロナ対策として、やはりかかせないのが、テイクアウトです。
店舗に来店してなくてお持ち帰り可能にすることで購入できるシーンを増加させ、売上を上げていかなれば継続的に経営していくことが厳しい時代が到来しています。
その際もブランディングが集客のコツになります。
最近は様々な店舗の形が誕生しています。
たとえば、時間制で間借りして短時間だけで営業する飲食店です。
間借りしたときの料金を支払うだけでいいので少ない費用で飲食店を経営することできるので、主婦が副業で始めたり、またインフルエンサーが1日だけ営業するなどして集客をしている例があります。
その他にも新しい飲食店の形として、店舗への集客をいっさい行わないゴーストレストランと呼ばれる飲食店も流行ってきています。
最宅配やテイクアウトが中心のゴーストレストランは店舗で接客するわけでないので客席やテーブルなども用意する必要がないので、たとえ立地が悪い場所でも飲食店の経営を続けることができます。
しかも話題性があるので口コミで広がる可能性もあり、ブランディングがしやすい飲食店の形といえるでしょう。
飲食店の集客方法について
飲食店の集客方法をまとめていきます。
- HP(ホームページ)
- Facebook(フェイスブック)
- Instagram(インスタグラム)
- YouTube(ユーチューブ)
- LINE公式アカウント
- ブログ
HP(ホームページ)
最近はコロナウイルスの影響もあり在宅ワークをする方が増え、インターネットで飲食店などの店舗情報を調べる人が以前より増えています。
SNSなどを充実してれば飲食店のHP(ホームページ)が無くても集客はできることも多いですが、単価が高い高級店はHP(ホームページ)があった方が信用度も増すためしっかりと作成することをおすすめします。
HP(ホームページ)作成の際には、コンセプトがターゲット層に伝わるように、画像やコピーなどを考えていきましょう。
お店の外観や料理の写真も大切ですが、可能であれば店長やスタッフの顔写真がホームページ内にあるとなお良いです。
Facebook(フェイスブック)
Facebook(フェイスブック)を利用する層は、現在は全体的に年齢層が高めです。
そのため、若い人をターゲット層にしている場合は、あまりFacebook(フェイスブック)の投稿に時間をかけすぎることはおすすめしません。
逆に年齢層が高めの人がターゲット層なのであれば、積極的にFacebook(フェイスブック)に投稿し続けることで、集客ができることがあります。
お店用のFacebook(フェイスブック)ページを作成し友だちや仲間にいいねを押してもらうことで、その友だちや仲間のFacebook上の友だちにも認知してもらえる可能性があるので、協力してくれそうな人にはFacebookページへのいいねをお願いをするのも有効的な作戦の1つといえるでしょう。
Instagram(インスタグラム)
様々なSNSがありますが、飲食店の集客においてInstagram(インスタグラム)の重要度は特に高いです。
若い人は特に、Instagram(インスタグラム)から飲食店の情報を確認して、その情報をもとに店舗へ足を運ぶ流れが加速しています。
料理の写真をInstagram(インスタグラム)にあげる際に、写真の質をこだわることも大切ですが、やはりコンセプトをはっきりとさせターゲット層が興味をもつ写真を投稿し続けることが集客のコツになります。
ハッシュタグをつける際のコツは、ターゲット層がよく使用するハッシュタグを利用することです。
そうすることでターゲット層が自分の投稿につけたハッシュタグを確認する際や、そのターゲット層の投稿をみているターゲット層に近いユーザーに対しても集客アプローチをすることができるようになります。
YouTube(ユーチューブ)
YouTube(ユーチューブ)の影響力は年々増している印象です。
お店のYouTube(ユーチューブ)チャンネルを作成して動画をアップするのも悪くはないですが、時間がかかるため費用対効果が悪くなる可能性もあります。
そのためおすすめのYouTube(ユーチューブ)活用法は、インフルエンサーに依頼することです。
飲食店の集客のコツは口コミであると先ほどお伝えしましたが、やはり自分で自分のお店を紹介するよりも、お客様が紹介する方が集客はうまくいきます。
もしもご自身のYouTube(ユーチューブ)チャンネルがすでにある方は、積極的にコラボをしていくことをおすすめします。
また、ターゲット層に近い人に人気のYouTuber(ユーチューバー)のコメント欄にコメントするのも1つの戦略です。
※その際はお店の名前だけでなく、なるべくターゲット層が興味をもってもらえるような名前にしましょう。
コメント欄からYouTube(ユーチューブ)チャンネルにくることもあるので、結果として飲食店へ集客できる可能性が広がるでしょう。
LINE公式アカウント
LINE公式アカウントを使用することで、飲食店の集客をすることができます。
2019年4月にLINE@(ラインアット)とLINE公式アカウントが統合されて、今まで高額な費用が必要だったライン公式アカウントが無料で作成して利用できるようになってから、飲食店の集客の役に立つ様々な機能が無料で使える状態になっています。
たとえば、LINE公式アカウントのショップカード機能を使用すると、デジタルのポイントカードを簡単に作成できるので、紙のポイントカードを導入している飲食店と比較して費用を削減することができるだけでなく、お客様のリピーターも増えやすくなります。
その他、クーポン機能がLINE公式アカウントに備わっているため、期間限定のクーポンをLINEのプッシュ通知で一斉送信することで飲食店への来店を促すことができます。
とくに最近では、LINE公式アカウントの機能にLINEコールと呼ばれる通話機能が追加されたので、LINEから簡単に、しかも無料で電話予約することも可能になっています。
最後に
集客できる飲食店のコツとは?について記事をまとめていきました。
また、飲食店の集客方法についても簡単に解説していきました。
さまざまなSNSが増えてきていますが、とくにInstagram(インスタグラム)からの集客は期待ができます。
コンセプトを決めてから、写真の投稿などを継続しておこなっていきましょう。