集客出来ない理由と改善方法をなるべくわかりやすく解説していきます。
集客ができずに悩んでいる方は、ぜひ最後まで集中して確認してみてください。
集客出来ない理由
集客出来ない理由として、以下の5つが挙げられます。
- 目的を正しく決定することができてない
- ターゲット層を明確化できていない
- 利用しているSNSが間違っている
- SNSの活用方法が間違っている
- SEO対策のやり方が間違っている
目的を正しく決定することができてない
集客できない理由として、じつはこの「目的を正しく決定することができてない」が理由になっていることが多いです。
飲食店や美容院などの店舗経営者であれば、基本的にこの「目的」がすでに定まっているため、この部分で大きく失敗することは少ないですが、インターネットを活用したビジネスの場合はこの部分で失敗する人が多いです。
たとえば、需要がないことを目的に決定してしまうと、その後にどんなに頑張っても集客がうまくいくことはありません。
また、たとえ需要があるビジネスを選択できたとしても、競合がたくさんいる業界だった場合は集客に難しくなります。
つまり需要よりも供給が上回っているビジネスを選択してしまうと、なかなか集客ができないということです。
目的を正しく決定することができないまま集客を頑張っても売上は上がらないので、集客ができずに悩んでいる方はぜひこの目的の部分を再度確認してみることをおすすめします。
ターゲット層を明確化できていない
目的を正しく決定できたとしても、その後にターゲット層をしっかりと定めることができていないと、集客は効果的にできません。
たとえば、目的が「アラフォー世代の女性向け商品のネット販売」だったとして、その場合は38歳以上の女性をターゲット層に定めて集客の対策をする必要があります。
しかしターゲット層が明確化できていない人は、なんとなく女性をターゲット層にして集客を開始してしまい、20代の女性にもアプローチをし続け費用対効果が悪くなり、集客が効果的にできないという事態に陥るリスクがあります。
昔であれば広告費を出す場所が限られていたため幅広い層にアプローチする必要がありましたが、最近ではターゲティング広告を出稿するのが当たり前の時代です。
たとえばFacebook広告では、年齢などの属性別で広告を出すことができるので、ターゲット層にだけ集客のアプローチができ費用対効果がよくなります。
また最近ではLINE広告でも低予算でターゲティング広告を利用できるようになっています。
ターゲット層を明確化できていない人は、たとえ集客ができたとしても無駄に費用を費やすことになることを忘れないでください。
昔と違いいまはターゲティング広告を利用するのが当たり前なのです。
そのことを知らずになんとなく広告を利用していると、ターゲティング層をしっかりと絞りそこに広告費を集中的に費やす競合他社に競り負けることになるでしょう。
利用しているSNSが間違っている
集客ができない理由として、「利用しているSNSが間違っている」という可能性があります。
目的を正しく設定でき、その目的を達成するためのターゲット層も正しく明確化できていたとしても、このターゲット層にアプローチするためのSNSが間違っていれば集客はできません。
どういうことかといいますと、SNSの種類によって利用する層が違うということです。
たとえば、インスタグラムは基本的に若い女性の利用者が多めです。
Facebookについては、最近では40代以上の利用者が多めです。
このようにSNSの種類によって利用者層が異なるため、ターゲット層が利用しているSNSを事前に分析して、なるべくターゲット層が多く集まっているSNSを集中的に活用して集客することが、オンライン集客においてはとても大切になります。
SNSの活用方法が間違っている
ターゲット層が普段よく利用するSNSを分析し、集客ツールとして正しくそのSNSを選択できたとしても、そのSNSの活用方法が間違っていると集客はできません。
SNS1つにとっても、その使い方や活用方法が違い、それぞれのコツも違います。
また、知らずに禁止事項に触れてしまい、せっかく時間をかけて運用していたSNSが削除されてしまうこともあります。
そのため、SNSの活用方法をしっかりと理解しなければ、結局は集客できないという事態になりかねません。
たとえばFacebookは集客ツールとしてもとても効果がありましたが、ビジネスで利用する場合には個人のFacebookアカウントではなく、Facebookページを作成して運用しなければいけないというルールがあります。
また、最近ではLINE公式アカウントも集客ツールとしてとても人気がありますが、業種によって利用することが禁止されていることもあります。
ルールをしらないとアカウントを停止されるリスクもあるため、事前に正しい活用方法や禁止事項などをしっかり理解する必要があります。
※LINE公式アカウントを利用することができないサービスや業種など
↓
- 日本国内で未承認の医薬品等
- 医薬品等の個人輸入代行
- 治験に係わる被験者の募集
- オンライン診察・服薬指導
- 街コンイベント会社
- 相席居酒屋・相席ラウンジ
- 出会い喫茶
- 出会いバー
- 出会いパーティー
- テレクラ
- ライブチャット
- インターネット異性紹介事業
- アダルト関連商品やサービス
- 連鎖販売取引やこれらに似た方法で営業を行うもの
- ねずみ講ビジネスへの勧誘や紹介
- 人間の弱みにつけ込んで商品等を販売するもの
- 合法ではない営業方法で商品等を販売するもの
- 科学的根拠が弱い商品等を販売するもの
- 換金可能な一般的なカジノ
- オンラインカジノサービス
- 合法ではないギャンブル全般
- 怪しい情報商材全般
SEO対策のやり方が間違っている
SEO対策のやり方が間違っていることが、集客ができない原因になっていることもあります。
基本的にブログを運営しながらSEO対策をしている事業者が多いかと思いますが、SEO対策のやり方が間違っていると集客ができないだけでなく、記事を作成する時間や、SEO対策のために費やした外注費用や時間的コストも無駄になってしまうリスクがあるため、そのSEO対策のやり方が正しいのかをしっかりと検討するようにしましょう。
SEO対策のやり方には、大きくわけるとホワイトハットSEOとブラックハットSEOがあります。
ブラックハットSEOとは簡単にまとめると、ズルをして検索エンジンの上位表示を狙うSEO対策のことを指します。
昔であればこのブラックハットSEOでも検索エンジンの上位に表示させることができ定期的に集客をすることが可能でしたが、現在だとブラックハットSEO対策をすると基本的に集客ができません。
なぜなら、Googleからペナルティーを受けて検索エンジンの上位表示することができないどころか、検索結果にすら表示されない事態に陥る可能性すらあるからです。
SEO対策をしているけれども集客ができないとお悩みの方は、もしかしたらこのブラックハットSEOを実践している可能性があります。
少しでも不安な方はぜひこちらの記事も合わせてご確認ください。
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また、たとえホワイトハットSEOを実践していたとしても、集客ができない場合があります。
ブログで記事を書き検索結果の上位に表示されることだけを考えていると、店舗経営者などは失敗しやすくなります。
SEO対策のやり方の1つとして、MEO対策というものもあります。
店舗経営者はとくに、このMEO対策という方法でなければSEO対策で集客することができないことが多々ありますので、最初の戦略の部分で間違わないようにぜひお気をつけください。
集客出来ないときの改善方法
集客ができない理由として、以下の5つをご紹介しました。
- 目的を正しく決定することができてない
- ターゲット層を明確化できていない
- 利用しているSNSが間違っている
- SNSの活用方法が間違っている
- SEO対策のやり方が間違っている
これらに共通する集客ができないときの改善方法があります。
それは、最初の戦略の部分で間違わないようにすることです。
目的を正しく設定するため、ターゲット層を正しく明確化するためには、事前の分析が不可欠です。
また、適正なSNSの選択や活用方法の理解、正しいSEO対策をするためにも事前の分析が必要です。
分析をせずに最初の戦略を間違っていることが、集客ができない大きな根本的原因となります。
分析の方法は様々ですが、以下のマーケティングフレームを活用すると失敗しずらくなりますのでぜひ確認してみてください。
- 3C分析
- PEST(ペスト)分析
- ファイブ・フォース分析
- STP戦略
3C分析
3C分析を活用すると、競合他社を意識することができます。
この3Cというのは、顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)、の3つの頭文字のCをとっています。
目的を決定する際には、いくら需要があっても競合がたくさんいると集客は難しくなるため、まずは3C分析をして競合を意識することで目的選択で間違った場合なども軌道修正することができます。
目的選択の改善方法としておすすめの分析方法となります。
PEST(ペスト)分析
PEST(ペスト)分析というのは、政治や経済、社会、技術を総合的に意識して分析するためのビジネスフレームワークです。
- 政治(Politics)
- 経済(Economy)
- 社会(Society)
- 技術(Technology)
このビジネスフレームワークは、ビジネスに影響する全体を把握することで、外部環境がもたらす影響を事前に予想したうえで目的やターゲット層を決定できるようになるため、集客ができないとお悩みの方はぜひこちらも意識して分析してみてください。
ファイブ・フォース分析
ファイブ・フォース分析とは、ビジネスに影響を与える5つ要素について分析し、今後の意思決定をする際にとても役に立ちます。
- 新規参入業者
- 代替品
- 供給業者(売り手)
- 顧客(買い手)
- 業界の競合他社
目的設定を間違ってしまうと今後ずっと集客が難しくなるため、こちらの5つを分析してない方はぜひ改善方法として分析をし対策してみてください。
STP戦略
ターゲット層を明確化できていない方は、このSTP戦略を活用して分析することで集客ができない悩みを解決できる可能性があります。
STP戦略のSTPの意味についてですが、以下の3つの頭文字をとっています。
- セグメンテーション(Segmentation)
- ターゲティング(Targeting)
- ポジショニング(Positioning)
SNS広告を活用して低予算で広告を出稿できるようになったのは、ターゲット層を絞って配信できるようになったからです。
そういったことが誰でもできるようなっているいまの時代で、セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)はとても重要度が高くなっているといえるでしょう。
最後に
集客出来ない理由と改善方法をなるべくわかりやすく解説していきました。
コロナウイルスの影響でリアル店舗集客が難しくなっているため、web集客を開始する人が増えています。
ただ、web集客は簡単ではありません。
ぜひしっかりと事前の分析をして、効果的な集客方法を選択していってください。