Amazonは毎年とんでもないペースで売り上げが伸び続けている企業です。
出品者も膨大な数が存在しています。
そんな中で、売れるショップになるには、集客する努力をし続けなければいけません。
今回はAmazonで効果的に人を集められる方法を紹介していきたいと思います。
- アクセス数を知る
- 短期間で集客できる方法
- 中長期で集客できる方法
- クーポンを利用する
アクセス数を知る
集客するためにはまず、現状を知ることが必要です。
実店舗では店頭を見れば客の集まり具合はすぐにわかりますが、ネットショップではアクセス数を調べなければ知ることが出来ません。
実態を掴めないまま放置してしまう危険性があるのです。
ですが、解析ツールを使うことで、アクセス数だけでなくどんな人が店に足を運んでいるのかがわかります。
ツールを使いこなせれば、集客対策をするための基本的なデータを得られるのです。
Amazonの大口出品者になると、ビジネスレポートにアクセスすることができ、アクセス解析などを見ることが出来るようになります。
しっかりとデータを解析して戦略を決めるようにしましょう。
短期間で集客できる方法
実地して数ヶ月以内には結果が出る、下記の集客方法をお伝えします。
- Amazonスポンサープロダクト
- アフィリエイト広告
- Amazonアソシエイトの利用
- 既存の顧客にメール配信を行う
4種類の方法を紹介するので、効果が薄く感じた場合は、方法を変えて様子を見るようにしてください。
Amazonスポンサープロダクト
Amazonスポンサープロダクトは、Amazon内でのリスティング広告と言えます。
大口出品者・ベンダー・代理店・卸売業者が利用できるサービスです。
広告の掲載には、
- 1つ以上の該当カテゴリーに商品を出品している
- ショッピングカートボックスを獲得する資格がある
以上のことが必須条件となっています。
スポンサープロダクト広告を利用すると、出品している商品に似た商品を検索している購入客に、あなたの商品を提案しアピールしてくれるサービスです。
出品している商品詳細ページに誘導してくれるので、集客・売り上げ向上にダイレクトに効果を発揮してくれます。
クリック単価で請求が行われるので、広告がクリックされた場合のみ広告費がかかります。
予算を設定してクリック単価を選択することができるので広告費の節約にも繋がります。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、アフィリエイターと呼ばれる人たちが運営しているブログに広告を載せることを言います。
アフィリエイト広告を通じて商品が売れた際に、広告費を支払うように契約する場合が一般的です。
商品が売れた時だけ費用が発生するので、費用対効果の点ではとても優秀だと言えるでしょう。
アフィリエイターは基本的には有名人ではなく一般人なので、高価な商品よりも身近な生活雑貨やキッチン用品など安価な商品の方が向いています。
また、アフィリエイターからすると売れない商品よりも売れやすい商品をブログに掲載した方が収入に繋がるので、地名度の低い商品を売り出す場合には適さない広告とも言えます。
安価で誰でも知っている生活用品を売りたい時に活用したい広告手段です。
Amazonアソシエイトの利用
先ほど説明したアフィリエイト広告ですが、Amazonが行なっている成果報酬型のASPサービスがあります。
それがAmazonアソシエイトです。
Amazonアソシエイトの利用に関しては、審査に合格する必要があります。
審査に合格するために必要だと言われているポイントは以下の5点です。
- 記事数
- 利用規約の確認
- 購入履歴
- 禁止事項の確認
- 他のASPサービスの設置の有無
簡単に説明して行きます。
記事数は最低でも5〜10記事は用意した状態で始めるようにしましょう。
一気に投稿された記事ではなく、継続して運営されていることがわかるものが良いと言われています。
また、事前に利用規約を確認し、アフィリエイト広告を設置しても問題ないかも確かめるようにしましょう。
Amazonでの購入履歴のあるアカウントで申請した方が審査が通りやすいと言われています。購入履歴のあるアカウントがあれば、そちらを使うようにした方が良いでしょう。
Amazonアソシエイトの審査は厳しいと言われており、広告を掲載する記事の内容が禁止事項に触れていないか事前に確認する必要があります。
しっかりとサイトや過去の投稿を見直しましょう。
Amazonアソシエイト以外のASPサービスをすでに設置している場合は審査には通りません。
アフィリエイト広告を一つの媒体で行う場合は、他社のサービスか、Amazonアソシエイトサービスのどちらかを選んで活用するようにしましょう。
Amazonアソシエイトを利用する場合は、他社のASPサービスのは事前に削除しておく必要があります。
Amazonアソシエイトでの審査合格後は、SNSでも宣伝することができます。
現在、ユーザーが最も多いと考えられるLINEではURLが無いため、残念ながらAmazonアソシエイトでの利用は出来ません。
なので、LINEの代わりに使えるSNSを紹介したいと思います。
SNSで広告する際に注目したいのが、スマートフォンでAmazonアソシエイトができる、ユーザー数が多く流行のツールである、の2点です。
InstagramはスマートフォンでAmazonアソシエイトの利用でができるのでLINEの代わりとして使えます。
画像投稿が主流で文字数がかなり少なく、若者を中心に利用されていることが特徴です。
facebookはLINEの代わりになるツールとして最適だと言えます。
親しい人やリアルな交流に使われており、購入者が信頼度の高い情報を得るのにとても効果的です。
facebook内でランディングページを作ってAmazonで使えるクーポンを配布することも出来ます。
その場合、ブランド力の低い商品だと効果が薄いので注意しましょう。
Amazonアソシエイトに承認を得られないままアフィリエイトを行なっても、紹介料が発生しなかったり、アカウントが停止される恐れがあります。
必ず審査に通ってから行いましょう。
既存の顧客にメール配信を行う
定期的にメールマガジンを発行し、オススメの商品やセールのお知らせなどを既存の顧客に送ることでリピートを促します。
手軽に始められる上に、一度購入した人に対してなので有効的な広告手段になります。
内容によっては迷惑メールとして扱われてしまうので、質が高くお得感の感じられるメール内容にすることが重要です。
ショップのファンになってもらえれば頻繁に足を運んでもらえるきっかけになるので、専門性のある商品を扱っている人に特にオススメします。
また、全体への一斉メールではなく、個々の顧客に合わせたタイミングでメールを配信するステップメールという方法もあります。
消耗品を購入してくれた顧客に対し、その商品が使い切るであろうタイミングで再度購入を促すメールを送る集客手段です。
メールの文面は事前に準備できますが、個別のタイミングで手動でメールを送るのは難しく、有料のサービスを使う場合がほとんどです。
それなりの費用がかかってしまうのが欠点ですが、ショップの傾向にハマれば費用対効果も高く見込めるでしょう。
中長期で集客する方法
短期間で集客できる方法を紹介しましたが、続いて中長期に効果を発揮することができる集客方法を紹介します。
時間はかかりますが、継続して行うことで効果を出すことができます。
短期間での場合、費用がかかることがネックでしたが、中長期での場合は費用をかけずに出来る方法を紹介したいと思います。
- ブログで集客する
- SEO対策をする
- SNSで情報を発信する
- 動画を活用する
ブログで集客する
Amebaやはてなブログなど、登録するだけで無料でブログを始められるサービスがあります。
ブログを作成し、新商品やセール品の情報などを発信することで一定の効果が期待できるでしょう。
ただし、効果を得るためにはブログを多くの人に閲覧してもらう必要があります。
一定の閲覧数を獲得できるようになるまではとても大変ですが、読者が増えれば集客効果も上がるので忍耐強く行いましょう。
登録者数や閲覧数、地名度などを考慮すると、Amebaから始めるのがオススメです。
ブログの内容は1つのジャンルに特化した専門的な内容の方がアクセス数を集めることができます。
商品やショップの扱うものと同ジャンルのブログを運営し、リンク率を高めればより効果を得ることが出来ます。
定期的に記事を書くのが難しい人には外注するのも一つの手段です。
SEO対策をする
Amazonで商品を売る場合、SEO対策は欠かせません。
SEOとSearch Engine Optimizationの略で、検索した際に出品している商品が検索結果上位に確実に表示されるようにするための対策です。
具体的なAmazonのSEO対策に関しては、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
関連:AmazonのSEO対策と検索上位表示の為の6つの施策
効果が出始めるまでは大変ですが、日頃から常に商品ページをチェックして効果を見ながら改善を続けて行きましょう。
クリスマスや年末年始などのイベント時に商戦を合わせる場合は、3ヶ月前にはコンテンツの準備が完了しているのが理想です。
早くから準備を行うのも重要なSEO対策の一つです。
SNSで情報を発信する
Amazonアソシエイトで商品の紹介やセール情報を発信するのも良い手段ですが、SNSで商品やブランドへのこだわりや購入品の使用方法を伝えるのも宣伝としてとても効果的です。
顧客からの反応も見ることができるので、一方的な宣伝で終わら無い利点があることも魅力的です。
SNS自体にもそれぞれ特徴があるので、売りたい商品やショップに合ったものを選ぶと良いでしょう。
動画を活用する
撮影機材や編集技術も必要になるので、簡単に始められるものではありませんが、YouTubeなどで動画を公開するのも有効な集客手段です。
文字では伝えにくい使い心地や触り心地、詳しい使用方法を伝えるには動画の方が効果的です。
ブログを作成している場合は、人気のある記事の内容を動画にしてブログに貼って視聴できるようにするとより効果が表れるでしょう。
クーポンを利用する
これまでの方法で集めた顧客の心をガッツリと掴み、商品を買ってもらえる方法を紹介したいと思います。
購入率や客単価を上げるための参考にしてください。
価格を下げて購入率を上げる方法もありますが、一次的で長く続けられるものではありません。
価格を下げずに、お得感を感じてもらい、その後も継続して買ってもらえるようにするにはクーポンを利用すると効果的です。
2018年7月より、Amazonでのクーポンプログラムの利用ができるようになりました。
クーポンが発行された商品は、商品ページにクーポンマークがつくので、購入者はワンクリックで取得・利用することができます。
大口出品アカウントの保有者のみが使えるサービスとなっています。
まとめ
今回はAmazonでの集客方法についてお話してきました。
Amazonで利用できるサービスには条件もあるので、まずは必須条件をクリアすることから始めるようにすると良いでしょう。
SNSや動画サービスなどを上手く使うのが集客の肝だと言えます。
今回紹介した方法で顧客を集め、売り上げアップにつなげて行って下さい。