2020年12月に日本でスポンサーブランド動画広告が解禁されましたが非常に高いパフォーマンスを発揮することが出来ています。
弊社ではYoutube用やFacebook向けのCM動画を他社向けに制作していた時代があり動画広告に関しては一般的な物販セラーよりはるかに詳しい立ち位置にいます。
Amazon広告に関しては現状競合が少ないため簡単に結果を出すことが出来ていて十分なデータが取れていませんがそれでも多くのセラーに役に立つことだと思うので共有しておきます。
広告単価というのはオークション制であり強豪が存在することでクリック単価が上がっていくためスポンサーブランド動画広告用の動画を用意できていない企業が数多くいる今スポンサープロダクトでAcos20%程度のキーワードでもスポンサーブランド動画広告ではACos5%以内も簡単に取れる状況となっています。
Facebook広告が昔静止画の広告枠のみ募集していて途中から動画広告が解禁された時代も非常に効果が高かったのを思い出します。
当時画像を用いた広告ではクリック安価30~40円程度であった広告が動画広告を出した際にクリック単価が2円でした。
Amazonスポンサーブランド 動画広告でも同じ状況が起きています。
ただしこの状況がいつまでも続くわけではないのと、広告だけでなく商品ページに動画を用いることが出来る時代もそう遠くないので今のうちにAmazonスポンサーブランド動画広告の競合が増えても勝てる動画の作り方を解説します。
スポンサーブランド動画広告はどのように作ればいい?
動画の長さ
動画の長さは6~45秒となっていますが最後まで再生されることは稀です。
Amazonの推奨は30秒になっていますが他のSNS広告などにも活用することを考えると15秒尺で考えた方がいいです。30秒でさえフル尺で見るユーザーはあまり多くありません。
王道構成例
- ブランドロゴの表示
- 疑問の提示
- ベネフィットの提示
- 根拠の提示
- 商品の提示
です。まず広告は1秒で飛ばされるケースも多いのでブランド認知を上げるために1秒でロゴを示します。
その後は画像や商品ページの構成でも使われるように〇〇でお困りではありませんか?と言った形の疑問の提示、から商品の紹介まで滑らかにつないでいきます。
もちろんこれはあくまで一例で紹介は出来ませんが他にも成果が取れるパターンというのが6つほどあります。
ヒントとしてはどのパターンでも共通するのはいきなり「こう役立ちます」と商品のベネフィットを伝えるのではなく、まずはメッセージを自分に関係のある事として捉えてもらうため共感できる悩みや課題またはインサイに触れる内容をロゴの次のカットに持っていきましょう。
外から見ているとアニメーションやCGを使ったお金をかけている動画が効果を出しているように見えても実際には違うのが面白い所です。
効果の高い動画クリエイティブを作るには
ここまで紹介したのはあくまで理論であるため実際にはA/Bテストを行う必要があります。
広告は外注すると1本5万円~で、制作会社に任せると1本20万円~と比較的高いため何パターンも用意するのは難しいかもしれませんがそれでも2パターンは欲しい所です。
また動画製作者はマーケティングを分かっているわけではないためきちんとディレクションをしないと見栄えの良い動画広告が作れても結果に結びつくことはありません。
インハウス化するのが一番ですが動画編集者を雇ったり育てるのは難度が高いため、今回紹介した構成だけでも頭に入れて実践の中で試して行ってください。
動画は構成、コピー、演出の3要素で決まりますが前2つは動画製作者側に任せるのではなく担当者が出来るようになっておきましょう。