ネットショップの開業方法と必要な準備【始め方を丁寧に解説します】

年々、市場が拡大しているネット通販ですが、これから先もSNSやスマートフォンの普及が進むにあたって市場は拡大し続けると考えられます。

最近では楽天やAmazonなどの大手ECモールだけではなく、自身でネットショップを開業できるようなサービスも増えていますね。

このようにネットショップを開業するハードルが下がったことも、ネット通販市場が拡大した要因の一つです。う。

 

しかし、ネットショップの開業が簡単になったとはいえ、実際に商品を売って利益を出すのは難しいです。

ネットショップの開業はゴールではなく始まりですから、その後の運営についてもしっかりと学ぶ必要があるでしょう。

 

こちらでは、ネットショップの開業方法と必要な準備について、丁寧に解説していきます。

ネットショップ運営のポイントも交えながら解説するので、是非参考にしてください。

 

 

ネットショップを開業するメリット・デメリット

 

まずは、ネットショップを開業するメリット・デメリットを理解しておきましょう。

ついメリットばかりに目が向きがちですが、デメリットを知っておくことでより理解が深まるので、しっかりと頭に入れて下さい。

 

まず、ネットショップを開業する一番のメリットとしては、オンラインなので場所や時間に制限されずに販売することができる点が挙げられます。

全国各地のお客様にいつでも購入したいタイミングで商品を購入してもらえるのは、ネットショップの強みでしょう。

実店舗販売と比べると開業や運営にかかる費用も安いため、初心者や個人の方でも始めやすいです。

自宅でも開業することができるので、ネット環境さえ整っていれば誰でも気軽にはじめることが可能です。

 

ネットショップを開業する一番のデメリットは、実際に商品を見たり試すことができない点が挙げられます。

特にアパレル商品の場合は、サイズ感や生地の素材などが購買に大きく関係するため、ネットショップで販売する際には、

人を起用して着用画像を載せたり、アップの写真で商品の質感が伝わるようにするなど、あらゆる工夫が必要となります。

 

ネットショップで安心してお客様に商品を購入してもらうためには、商品説明はわかりやすく、商品写真は細部まで掲載しなければなりません。

 

ネットショップの開業方法と必要な準備

ネットショップを開業したいと思っても、「何が必要なのか、何から始めたらいいのか分からない」という方は多いでしょう。

ネットショップの開業方法と必要な準備について、順番に解説していきます。

 

  1. ネットショップで何を販売するのか考える
  2. ショップ名やコンセプトを考える
  3. ネットショップの出店形態を考える
  4. ネットショップを開業する
  5. ネットショップの決済方法を考える
  6. 商品の登録・配送の準備を行う
  7. ネットショップに集客する

 

ネットショップで何を販売するのか考える

ネットショップを開業したいと思ったのであれば、まずは何を販売するのか考えて決めなければなりません。

もし、実店舗販売などで商品を販売中の方であれば、そう悩むことはないでしょう。

ですが、初めて商品を販売するという方、ネットショップをとりあえず開業してみたい、という方は何を販売するか決めておかないと、効率が悪くなったり無駄な費用がかかってしまいます。

 

ネットショップで販売方法としては、例えば仕入れ販売やオリジナル製品の販売などがあるでしょう。

大きく分けると、「自分で制作した商品を販売する」のか「仕入れた商品を販売するのか」の二つに分けられます。

仕入れ販売は物販ビジネスの基本でもあり、安く仕入れて高く販売する事で利益を生み出すことができますが、想像している以上にライバルが多くハードルは高いです。

 

もし現在自社商品やオリジナル商品がないのであれば仕入れ販売、自社製品やハンドメイド商品を製作している場合はオリジナル商品の販売となるでしょう。

 

また、仕入れ販売するにおいても、自身で製作するにしても、「実際にどんなものが売れているか」「どのような商品が需要があるのか」を知っておくべきです。

売れると思ったから仕入れた、売れると思ったから作った、では商品は売れていきません。

 

販売する商品選びで迷っている方は、まず需要を考え市場をリサーチしてみてください。

 

ショップ名やコンセプトを考える

ネットショップを開業して販売する商品を決めたら、次にショップ名とコンセプトを考えていきましょう。

ショップ名やコンセプトを決める作業は、今後ネットショップが上手くいくかどうかを大きく左右する大事な工程と言えます。

 

ネットショップの場合はリアルな店舗と違って、インターネットに無数の選択肢(商品)があるため、差別化する必要が出てきます。

たくさんのショップや商品の中から、自分のネットショップで商品を買ってもらうには、自分のネットショップで商品を購入するメリットや理由を伝えなければなりません。

 

他のネットショップではなく、なぜ自分にネットショップで商品を購入すべきなのか、これを明確に伝えることができれば、売上もどんどん伸びていくでしょう。

そのためにもまずは、商品を買ってほしいお客様(ターゲット層)を定め、そのお客様が自分のネットショップから購入したいと思えるような、ショップ名やコンセプトを考えて下さい。

ネットショップの出店形態を考える

ネットショップを開業して販売したい商品とショップ名やコンセプトを考えたら、いよいよ開業に向けての準備を開始しましょう。

そこでまず考えたい大きな問題がどのような出店形態で出店するかです。

 

ネットショップの出店形態として、以下の二つが挙げられます。

  • モール型
  • 独自ショップ型

 

モール型の場合は、Amazonや楽天のような大手ECモールへ出店して販売していきます。

独自ショップ型の場合は、WordpressやBASEなどのネットショップ作成サービスを利用して、自分のネットショップを開業する方法です。

 

それぞれにはメリットとデメリットが存在するため、どちらの出店形態が自分に合っているか慎重に考えて決めましょう。

 

モール型

モール型の場合は、Amazonや楽天などの大手ECモールの集客力を活用する事ができるのが最大のメリットになります。

一方で、出店に初期費用がかかったり、月額固定費がかかるというデメリットもあります。

ライバルも非常に多いため価格競争が起こったり、各ECモールで検索結果上位に表示させるために広告費用がかかったりと、誰でも簡単に稼げるわけではありません。

 

独自ショップ型

独自ショップ型の場合は、自分でネットショップに集客をする必要があるため、集客の方法を知らないといつまでもネットショップの売上は上がらないでしょう。

大手ECモールのようにその力を利用して集客することはできませんが、近年ではSNSの発達により、個人でも大多数の人にアプローチができるようになったため、

上手くSNSを活用することができれば、「独自ショップの集客」という課題も乗り越えることができるでしょう。

 

ネットショップを開業する

ネットショップの出店形態を選んだら、いよいよネットショップの開業となります。

モール型の場合は各モールへ出店申請や各種手続を行い、独自ショップであればショップの開設を行っていきましょう。

 

独自でネットショップを開設する場合は、ドメインやサーバーの契約を行いWordpressでサイトを立ち上げる必要があります。

WordPressでネットショップを開業する場合は基本的に、ウーコマースというプラグインを使用する事になるでしょう。

 

また、独自でネットショップを開設する場合も、BASEなどのネットショップ開業サービスを利用すれば簡単にサイトが作成できます。

手数料などはかかりますが「今すぐネットショップを開業したい」「WordPressは分からない」という方におすすめです。

 

ネットショップの決済方法を考える

独自でネットショップを開業した場合は、BASEなどのネットショップ開業サービスであっても、決済方法を決めなければなりません。

独自ネットショップの決済方法としては、

  • 銀行振込
  • 代金引換
  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • ペイパル決済

など様々な種類が挙げられます。

 

この中でも、もっとも重要なのが「クレジットカード決済」です。

ネットショップで買い物をするお客様の約7割の方が決済でクレジットカードを選択しているというデータがあります。

なので、ネットショップを開業する際には必ずクレジットカード決済を導入するようにしましょう。

 

また、ネットショップ開業サービスを利用して開業する場合は、クレジットカード決済がすぐに利用できるかも確認してください。

最近では、ほとんどのネットショップ開業サービスでクレジットカード決済が可能となっていますが、中にはすぐにクレジットカード決済ができないサービスも存在します。

 

というのは、クレジットカード決済を導入するには審査が必要となり、審査が通るまではクレジットカード決済を導入できないためです。

なので、ネットショップ開業サービスを選ぶ際は、必ずクレジットカードがショップ開設後すぐに使えるのかどうか確認しておきましょう。

商品の登録・配送の準備を行う

ネットショップの決済手段を決めて導入まで終わったら、今度は商品の販売へ向けた準備を始めていきましょう。

具体的には、販売ページを整えたり、商品写真を撮って商品ページを作ったり、という作業になりますね。

 

また、商品が売れたときのために「どのように梱包して何で配送するのか」もしっかりと決めておく必要があります。

Amazonで販売をする場合はFBA(フルフィルメントbyAmazon)を利用する事で、梱包や発送にかかる作業を大幅に短縮する事ができます。

自分で全て梱包や発送を行っていると大きな手間になるため、外注さんや代行業者などに発送を任せても良いでしょう。

 

ネットショップに集客する

ネットショップに商品登録や商品ページに作成などができたら、いよいよ商品を販売できる準備が整ったと言えます。

最後に、ネットショップを成功させるために一番重要となる「ネットショップに集客する方法」を解説します。

 

まず、ネットショップへの代表的な集客の方法としては、広告やSNS、メールや検索といった4つの集客方法が挙げられます。

1つの集客方法に頼るのではなく、これらの方法をバランスよく使う事で、あらゆる場面から顧客を獲得する事ができるでしょう。

 

また、ネットショップを成功させるためには、新規顧客の獲得だけではなく、リピートに繋げることが非常に重要となります。

商品を購入してくれたお客様へのフォローやサポートも、ネットショップ運営では欠かせません。

 

最後に

ネットショップの開業方法と必要な準備について丁寧に解説しました。

ネットショップ開業サービスの普及により、ネットショップの開業が容易になったものの、運営は開業後が本当の勝負です。

 

開業後には、配送作業やお客様とのやりとり、商品管理やクレーム処理など、多くの作業や問題を乗り越えなければなりません。

ネットショップ運営において、いかに集客できるかが第一関門となるため、開業する前に集客方法もしっかりと作戦を練っておきましょう。

 

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