Amazonでの出品ビジネスを始めるにあたり、出品ソフトを使うのと使わないのとでは仕事の効率が全く違います。
さらには利益を出せるかにまで関わってくるのです。
自分のビジネススタイルを確立するには、自分のニーズに合ったソフトを見つけることが重要です。
今回はAmazonの在庫管理ツールについて紹介と比較をして行きたいと思います。
在庫管理ツールとは
在庫管理ツールは商品の在庫数の動きを把握し、お知らせしてくれるツールです。
Amazonの在庫が無くなった際には、お知らせだけではなく出品の停止もしてくれます。
在庫切れによるクレームなどのトラブルの発生を抑える役割をも担ってくれるのです。
在庫の管理に関してはAmazonの検索順位をあげるのにも必要な条件です。
ビジネスの成功のためには必要不可欠なツールの一つだと言えます。
中には総合系ツールといった「リサーチツール」「出品ツール」「価格改定ツール」「在庫管理ツール」を複合したツールもあります。
たくさんのツールが市場に出回っており、選ぶことがとても大変だと感じます。
中には「月額料金が一番安いから」という理由で選んでいる人も多いのですが、ツールの性能次第で売上が変わってくることも事実です。
低コストで高パフォーマンスを生み出せる場合もありますが、安くても期待していた性能に及ばない場合はツールの見直しを行うようにしましょう。
利益を上げる為には、優秀なツールを見極めることも大切です。
Amazon販売で在庫管理が重要な理由
Amazon販売では在庫管理が非常に重要となってきますが、その重要性についていまいち理解していない方もいるでしょう。
なぜ、Amazon販売で在庫管理が重要なのかについて詳しく説明していきます。
- 在庫数を正確に把握するため
- 商品の売れ行きを把握するため
- 確定申告を正確に行うため
在庫数を正確に把握するため
商品の在庫数を正確に把握する事で、商品の売れ行きや回転率の悪い商品を把握する事が出来ます。
もし、在庫数を正確に把握していなかったらどれが何個売れていて売れ行きが良い、悪い、といったことが分かりません。
在庫数を正確に把握する事で、大体の売り上げや利益も予測する事が出来ます。
商品の売れ行きを把握するため
Amazon販売を行う上で意識したいのが「効率」です。
例えば、回転率の悪い商品や利益率の低い商品ばかりを扱っていては、なかなか利益が出ないでしょう。
効率を意識して商品を選別したり仕入れる事は非常に重要なのです。
前述したように、Amazon販売において在庫管理をしっかりと行う事で、商品の売れ行きを把握することが出来ます。
商品の売れ行きが分かれば、次回仕入れ時にどれくらい仕入れたらいいのかという目安も立てられます。
闇雲に仕入を行うのではなく、「在庫数がこの期間にこれだけ減ったからこれくらい仕入れる」といった考えで仕入れを行う事で、過剰在庫や過小在庫になるリスクを減らせるでしょう。
確定申告を正確に行うため
Amazonに商品を販売して一定の利益を得ている場合は、確定申告をしなければなりません。
確定申告の際には、1年の間に仕入れた商品、売れた商品、売れなかった商品の正確な数字が必要となります。
これをうやむやにしてしまうと、あとになってものすごく大変なことになってしまうでしょう。
確定申告の手間を減らし、正確に行うためにも、日頃の在庫管理が非常に重要なのです。
Amazon販売における在庫管理ツールの比較
Amazon輸出ツールの中でも利益に大きく影響を与える優秀な在庫管理ツールをいくつか紹介したいと思います。
- Zeus
- D-plus
- AMTS-PREMIUM
- Cappy
- 無在庫管理ツール「HARU」
- アマストリーム
- アマトピア
Zeus
ZeusはAmazon輸入・輸出向けの総合型ツールです。
Zeusの価格改定・在庫調整機能はAmazonやペイオニア手数料や発送費用などを計算し自動で価格設定してくれます。
最低利益や他セラーの最低価格からいくら下げるかなど自由な価格設定が可能です。
また、日本の在庫がなくなったり、利益を取得できなくなれば自動で出品の取り下げを実施してくれます。
Amazon販売の初心者にも手厚くサポートしてくれるので、安心して利用できます。
【ポイント】
- Zeusシステム以外にもAmazon販売の全てを無料でサポートしてくれる
- 在庫管理がスムーズに行える
- 連携や委託をすれば様々なサービスを受けることができる
- アメリカ・カナダ・メキシコ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・オーストラリアの9カ国に対応している
- 30日間の無料トライアルができる
D-plus
D-plusは、仕入から販売までをトータルサポートしてくれる、Amazon販売専用の総合型ツールです。
D-plusの「在庫売上管理機能」では、
- 商品の最終販売日
- ライバルの価格状況詳細
- 最安価格・ランキングの過去推移
- 在庫価格合計
- 仕入価格合計
などをすべて1ページで見ることが出来るので、現在の在庫状況と売上が一目で分かります。
これらの情報を元に、在庫の調整や追加の仕入判断ができますね。
在庫リストダウンロードやアップロードによる在庫一括編集にも対応しているので、棚卸作業も非常に楽になります。
月額料金が比較的安価で利用できるのもポイントです。
無制限・無期限のLINEサポートがあるので、初心者でも安心して使えるでしょう。
【ポイント】
- 在庫商品の価格変動を通知してくれる
- 無制限・無期限のLINEサポート付き
- 30日間無料トライアルが可能
AMTS-PREMIUM
AMTS-PREMIUMは、オプション機能が充実しているAmazon販売総合型支援ツールです。
AMTS-PREMIUMの「在庫管理機能」では、データベースに登録されている商品に関する検索を行ったり、商品情報や販売情報、顧客情報を表示し、必要に応じて商品情報を修正することが可能です。
データベースに登録されている「ISBN(ASIN)」「SKU」「商品ID」「タイトル」の4つの条件について、「全て」「出品中」「販売済」「廃棄」の4つのステータス内から検索を行うことができます。
出品中の商品の在庫数を変更したり、また複数の商品のコメントを一括で変更・置換することができるので大変便利です。
初期費用として55,000円(税込)がかかりますが、そのあとは月額 11,000円(税込)で利用できます。
【ポイント】
- 在庫商品の詳細情報の変更が簡単に行える
- 出品中・販売済・廃棄分商品を各種条件にて検索可能
- 30日間無料トライアルが可能
Cappy
Cappyは、Amazon販売に必要な機能がすべて備わった複合型ツールです。
Cappyの「在庫・売上管理の機能」は、在庫数、販売金額、仕入れ価格の管理が1ページで行えます。
在庫はCSVによるアップロード、ダウンロードが行えるので、仕入れ金額や赤字ストッパーの金額などは一括で反映可能です。
在庫管理ページでは、月次の在庫状況をダウンロードする事ができるので、棚卸作業も楽になりますね。
月額料金3,980円で利用でき、在庫・売上管理の機能以外にも、出品・価格設定・サンクスメールが利用できます。
かなりリーズナブルなツールですが、しっかりとサポートもついているので安心です。
【ポイント】
- 最大2カ月のお試し期間付き
- 在庫管理と売上管理が同時に行える
- インストール不要で利用できる
無在庫管理ツール「HARU」
無在庫管理ツール「HARU」は、Amazon無在庫販売に特化した在庫管理ツールです。
無在庫販売の場合は特に、商品数を増やせば増やすほど在庫の管理が大変になってきます。
そこで、無在庫管理ツール「HARU」では、ネットショップやヤフオク、楽天などのインターネットサイトを巡回して、商品の価格や在庫情報に変化がないかを自動チェックしてくれます。
これにより、仕入価格上昇による赤字リスクや在庫切れによる取引キャンセルを防ぐ事ができますね。
なお、自動チェックは1日に4回、6時間おきに行われます。
こまめにアップデートされているので、信頼できる在庫管理ツールです。
【ポイント】
- 無在庫販売に特化した在庫管理ツール
- 月額2480円で利用可能
- アマゾン以外のネットショップ全般を監視できる
アマストリーム
アマストリームは、Amazon販売に特化した総合型支援ツールです。
アマストリームの「在庫管理機能」は項目が非常にたくさんあり、カート取得率、セッション数などのビジネスレポートを表示する事も出来ます。
セラーセントラルよりもさらに細かな在庫管理ができ、粗利計算まで行えるので在庫管理が非常に楽になります。
価格改定、売上管理といった機能といったAmazon販売に必須な機能が備わっていながらも、全ての機能が月額4,800円で使えるのはかなりお得でしょう。
- 低コストで在庫管理から総合管理まで行える
- 乗り換えサポートも万全
- 30日間無料で利用できる
アマトピア
アマトピアはAmazon販売におけるさまざまな機能が備わった、総合型支援ツールです。
アマトピアの「価格改定機能(在庫管理機能)」では、仕入先のURLを入力しておくと自動で在庫を確認し、赤字や在庫なしで出品を自動停止してくれます。
また、仕入れ先の在庫が復活したら自動で出品再開してくれるので、販売機会損失を防ぐことができます。
ASINが繋がっていない商品の在庫管理や価格改定も可能となっており、新品・中古どちらでも対応しています。
「在庫追跡機能」では、各国のAmazonの商品ページの在庫数の変化も取得する事ができ、商品別や出品者別に在庫数を追跡可能です。
【ポイント】
- Web申込者数は500社限定
- 利用ユーザーから直接の紹介があれば利用可能
- 非常に細かな設定ができるのが魅力
まとめ
今回は、Amazonでの在庫管理ツールの比較についてお話してきました。
多種多様なソフトの中から選ぶことはとても難しいですが、無料トライアルなどを利用して自分に合ったソフトを選んでください。
この記事が在庫管理ツールを選ぶ際の参考となれば幸いです。