この記事ではAmazon広告AIツールとしての顔を持つAmazon販売総合支援ツールアマトピアの広告運用機能について解説しています。
定額で利用可能
通常広告運用を広告代理店に任せたり他社の広告運用ツールを利用すると基本料金に加え広告費の5~20%パーセンテージと言った形で費用がかかります。
それが広告業界の慣習だったからです。
しかしアマトピアでは広告運用機能を9900円/月(税込10890円/月)で提供しています。それ以上の費用は一切かかりません。その他の機能も全て含まれたお得に使えるプランをもありますが広告運用だけを自動化したい、広告運用に時間がかかっている、広告運用で成果が出ない、という悩みをお持ちの場合は広告運用機能だけを利用することが可能なので低コストで広告を運用することが可能です。
複数の運用方法
需要に応じた複数の運用方法を選択して実際に運用を行うことが可能になっています。
AIによる運用
アマトピアの広告運用機能はAIツールとしてsku単位だけでなくキーワード単位で最適化を行っています。
実際利益が出ている商品でも赤字になっているキーワードと黒字になっているキーワードというのは存在します。全体で利益が出ていればいいという考え方もありますが弊社では明らかに赤字になっている無駄なキーワードに関しては確実に除外していくべきだと考えているためAIにもそのようなアルゴリズムを学習させています。
一部定期購買の商品では初回、2回目の購入までは赤字でいいというLTVを用いた広告運用を行いたいという希望もあるかと思いますがそのような場合のためにマニュアルでの運用も可能になっています。
マニュアルによる運用
基本的には機械にできる部分は機械に任せた方が成果の面でもコストの面でもパフォーマンスが高くなるのでAIで運用するべきですが一部例外があります。
- カテゴリ内にシェアが高いブランドが存在する場合
- 定期購買向け商品など短期的には赤字になってもいい商品の場合
- インサイトとなるキーワードがAmazonのサジェストキーワードやオーとターゲティングに含まれない場合
カテゴリ内にシェアが高いブランドが存在しており自社の商品がそれに類似している場合
カテゴリ内にシェアが高いブランドが存在しており自社の商品がそれに類似している場合は他社のブランドキーワードで広告をかけましょう。
他社のブランドキーワードはAmazonの性質上自動でAIで出稿されることはないので手動で設定する必要があります。
定期購買向け商品など短期的には赤字になってもいい商品の場合
短期的に赤字になってもいいような定期購買向け商品では赤字になった場合に入札を止めるルールがマイナス方向に働いてしまいます。
長期では利益が出るキーワードでも短期で赤字であれば止めてしまうためです。定期購買が平均して何度行われているかはカテゴリやブランドによって大きく異なるためアルゴリズムには取り入れていません。
例えばLTVの業界平均が6ヶ月だからと言ってAIで勝手に短期的に大幅な赤字になっても広告を止めないようにすると実際にはLTVが2ヶ月の商品だった場合に赤字を垂れ流してしまうことになるためです。
そのため定期購買の商品はAcosの条件をゆるめにして手動で運用することを推奨しています。
インサイトとなるキーワードがAmazonのサジェストキーワードやオーとターゲティングに含まれない場合
インサイトとは購買意欲の核心・ツボとそれを示すキーワードのことです。
アマトピアのAIではオートターゲティングの結果やAmazonのサジェストキーワードから関連性のあるキーワードを拾っています。
しかしそれらはAmazonが出品カテゴリや消費者の検索履歴などから出しているキーワードであり自社で出品している商品のインサイトと一致するかどうかは運用してみないと分かりません。
運用した結果一致していればその後のパフォーマンスはAIによりどんどん無駄が削ぎ落とされ上がっていきますが一致していない場合初動のパフォーマンスが下がってしまいます。
分かりやすく言えばA、B、C、D、E、F、G、H、I、Jという10個のキーワードがオートターゲティングやサジェストで存在するとします。
それぞれの入札単価が100円だとして広告予算が1日3000円だとすると1日30回クリックで予算を消費し切ってしまうことになります。
この時A、B、C、D、E、F、G、H、I、Jの検索ボリュームは異なるはずなのでインプレッション数は異なります。
クリック率もサムネイルとのマッチ度や表示順位、競合と比較した上での強みなどで変わって来ますが話を簡単にするためにここでは同じだと仮定します。
クリック率が同じと仮定した場合クリック数はインプレッション数に比例することになるので仮にAというキーワードの検索ボリュームが多ければAが最もクリックされることになります。
しかし一番成約につながるキーワードはBやCかもしれません。
これはAIで運用していれば最終的に成約率が高いBやCだけが残り成約率が低かったり、Acosが高いキーワードでは入札されなくなります。
しかしその特性上最低でも2週間程度はかかります。
実際の販売を行う上で最初の2週間というのは非常に重要です。
なぜならばAmazonでは新規出品を行って2、3週間は商品を上位に表示しやすくしてくれておりその期間で商品が売れるとその後も上位に表示してくれるアルゴリズムが存在するためです。これはYoutubeやTiktokなどでも類似のアルゴリズムが用いられています。
そのためAIに頼り切った運用を行うとインサイトとなる重要なキーワードに広告費を集中できず結果として売上を伸ばしきれないことが出て来てしまいます。し
そのため特に新規出品でインサイトや売れるキーワードが分かっているような場合最初の2~3週間は手動でもキーワードを追加することが望ましいです。
これらのことを踏まえた上でマニュアルでの運用をAIによる運用と平行して働かせることで最も成果の高い広告運用が行えることを弊社の検証でも実証しています。
アマトピアではマニュアルでの運用に関しても自分でアルゴリズムを設定することでセラーセントラル上で行うよりも複雑な広告運用を可能にしています。
例えばセラーセントラル上ではAcosに応じた入札単価の増減やユニットセッション率に応じたキーワードの除外などは出来ませんがそれらが可能となっています。
AI×マニュアル運用
弊社が推奨している最もコストパフォーマンスに優れる運用方法です。
このマニュアルの運用の部分だけ広告代理店に任せてもいいと思います。
Amazon広告の記事に詳しくまとめていますが一般キーワードの運用はAIに任せるとしてブランドキーワードや初動の売上を作るキーワードのセッティングは手動で行ったほうが効果が出やすいです。
AIの仕組み的に3ヶ月経過時の各広告グループの成果は人が手動で行うよりもAIが行ったほうが遥かに高い結果をもたらしてくれます。
しかし販売開始初日~7日程度であれば手動で運用したほうが成果が良くなります。AIでは80点と言ったところでしょうか。
なぜならAIでは商品がなぜ売れるか、インサイトはどこにあるか、競合と比べて強みが発揮できているのはどこかというのはデータが貯まるまで分かりません。
時々刻々と変化するため仮に食品カテゴリのAという商品が特定のキーワードで売れたからと言ってそのデータを使って2ヶ月後に同じカテゴリのBという商品に対して同じキーワードで商品が売れるかというと分かりません。
だからこそ実際にそのキーワードで広告をかけてAcosやクリック数、ユニットセッション率が適切な値に落ち着くかどうかを分析する必要がありそれに1~3ヶ月かかります。このような分析の部分はAIの得意範囲であり人間では太刀打ちできません。
しかし初動の売上を作る部分に関しては熟練した広告運用担当者や広告代理店がいた場合の方が良い結果を招くでしょう。
そのため弊社ではAI×マニュアル運用のハイブリッド型の運用を推奨しています。
最初に設定すればあとは入札額などを変更しなくて良いと思っている企業にも、AIだけで完璧にできると思っている企業にも勝ることが可能です。
もちろん人的コストをかけられない場合はAI運用だけでも良いと思いますがAmazonでは初動の売上が重要になってくるので可能であれば自社でのマニュアルターゲティングの設定も多少行っていきましょう。
AIを使わずに完全に手動で運用を行う場合は1商品に対して30キーワードほど用意する必要がありますがAIと併用する場合はロングテールキーワードは狙わずにコアになるビッグキーワードだけ狙えば良いので5キーワードほど設定すれば十分です。
圧倒的なパフォーマンス
ただしCVRが低いページに広告をかけても広告費が無駄になってしまいます。元々のCVR(Amazonではユニットセッション率)が3%を切っているような場合広告をかけても意味がなくその場合は広告運用ツールを使う以前の問題となってくるので商品ページの最適化を行ってから使用するようにしてください。
運用状況の確認・レポートの出力
画面上でも運用結果を確認可能なのとcsv形式での出力も可能になっているため運用先から結果報告を求められた際も詳細なデータを提出可能です。
利用開始前と比べて効果が出ているかどうかも一目瞭然であるため納得感を持って使用し続けていただくことが可能となっています。
1時間単位のイベントログの出力
実際にAiモードがどのように動作しているかログ(入札額の増減、キーワードの追加・削除)を確認可能です。
Amazon広告AI自動運用ツールアマトピアの特徴紹介まとめ
Amazon広告運用機能はアマトピアの機能の中でも商品リサーチ機能と並び1,2を争う人気機能で単体でも100社以上が契約しています。
記事内で解説したようにAIでできる部分と手動で行った方がいい部分を見極めてハイブリッド型で運用していくのが最もコストパフォーマンスが良くなるので手動での運用部分に関しては引き続き使用法マニュアルの中などで解説していきますのでぜひそれらを参考に競合と差を付ける運用を行ってください。