GoogleのSEO対策をしてオンライン集客をしている方であれば、コンテンツマーケティングという言葉を聞いたことがあるかと思います。
コンテンツマーケティングを行うことで、自社で作成したコンテンツが資産となり、オンライン上で集客を自動化させることも可能です。
この記事ではそのコンテンツマーケティングの意味だけでなく、具体的な実践方法についてまとめていきます。
コンテンツマーケティングとは何か?
コンテンツマーケティングとは何かを簡単に説明すると、ブログ記事などをコンテンツをたくさんオンライン上に公開し、そのコンテンツをweb集客の入り口にするマーケティング手法のことです。
コンテンツマーケティングにおけるコンテンツは、ブログ記事だけでなくYouTubeの動画やHP(ホームページ)などなど、その他様々なコンテンツもすべて含まれることになります。
ただ、コンテンツマーケティングの意味について正確に決まっているわけでなくは曖昧な部分もあるため、人によってはブログ記事でSEO対策をしてオンライン集客をすることをコンテンツマーケティングと呼ぶ人もいれば、オンライン上のコンテンツから集客をして決算をするまでをコンテンツマーケティングと呼ぶ人もいて、コンテンツマーケティングのその範囲については定まっていない印象です。
一般的には、ブログ記事に対してSEO対策をして集客をしてビジネスをすることをコンテンツマーケティングということが多いため、この記事ではそのブログ記事を活用したコンテンツマーケティングの実践方法について以下で具体的に解説していきます。
コンテンツマーケティングを実践するための準備
ブログを活用してコンテンツマーケティング実践をするためには、当たり前ですがまずは投稿していくためのブログを用意する必要があります。
ブログにはたくさんの種類があり、最近ではnoteやアメブロなどの無料ブログでオンライン集客を行う人も増えてきています。
こういった無料ブログでもコンテンツマーケティングを行うことはできますが、作成したコンテンツが資産になりにくいのでコンテンツマーケティングをする上ではあまりおすすめはできません。
コンテンツマーケティングを成功している企業の多くは、wordpress(ワードプレス)でブログ記事を作成しています。
レンタルサーバーを契約して独自ドメインを取得してワードプレスを運用することで、作成した1つ1つのブログ記事が資産となるため、継続してオンライン集客ができる可能性が高くなります。
※ブログ記事に対してSEO対策をすることで、コンテンツマーケティングで成功することができるようになります。
コンテンツマーケティングのコツ
コンテンツマーケティングのコツは、しっかりとペルソナを設定して見込み客にコンテンツを届けることです。
ユーザー目線で考えた質の高い適切なコンテンツを複数作成して見込み客に認知してもらい、さらにそこから購買に導くことができれば継続的に売上をあげることが可能です。
そのためにはターゲット層をしっかりと定めて、そのターゲット層が検索するキーワードをリサーチすることがとても重要となります。
あらかじめターゲット層が決まっていないと、コンテンツマーケティングを効果的に行うことはできません。
たとえ一生懸命頑張ってブログ記事を作成したとしても、そのコンテンツ(ブログ記事)を誰に届けるのかを意識しないで書いた記事は相手に読まれる可能性が低くなり、もし読んでもらえたとしても反応率が悪くなってしまいます。
誰に伝えるのかを明確にするために、まずペルソナを設定するとターゲット層のイメージが鮮明になりやすいのでおすすめです。
※「ペルソナ(persona)」とは、売りたい商品や提供したいサービスを買ってくれるターゲット層のことで、コンテンツマーケティングに限らずマーケティング全般において活用される概念です。
ペルソナが明確となり、ターゲット層のイメージが固まれば伝える内容も明らかになってきます。
設定したペルソナ別に、どんなキーワードで検索しているのをリサーチして検討することに時間をかけて問題ありません。
キーワードの需要を確認する際は、Googleキーワードプランナーを利用するのが一般的です。
また、Googleトレンドというツールを利用することでも需要の流れを把握でき、ターゲット層が検索しそうなキーワードをみつけることができます。
以下からはもっと具体的にわかりやすく。コンテンツマーケティングの実践方法の手順をまとめていきます。
コンテンツマーケティングの実践方法の手順まとめ
コンテンツマーケティングの実践方法の手順をまとめると、以下のような流れとなります。
- メディア選定
- KPI(目的)の設定
- ペルソナ(ターゲット層)の設定
- キーワードの需要調査
- キーワードの競合調査
メディア選定
コンテンツマーケティングを実践する前に、まずは利用するブログメディアを選定します。
ブログメディアは以下のようにたくさんの種類があります。
- wordpress(ワードプレス)
- note(ノート)
- Amebaブログ(アメブロ)
- はてなブログ
- ライブドアブログ
- FC2ブログ
- Seesaaブログ
- JUGEMブログ
- gooブログ
他にもたくさんあります。
無料ブログでSEO対策に強いのは、note(ノート)です。
note(ノート)を使うと限定記事などで売上をあげることができるので、情報発信でマネタイズしたい方にはおすすめです。
有料ブログで1番おすすめなのは、やはりwordpress(ワードプレス)です。
※ワードプレスの場合は最初にレンタルサーバーを契約して、独自ドメインを取得する必要があるので月1000円くらいの必要です。
無料ブログでもコンテンツマーケティングは可能ですが、将来的なことを考えると記事を資産にすることができるうえでなく、SEO対策にも強いワードプレスがおすすめです。
KPI(目的)の設定
KPIとは、Key Performance Indicatorの略です。
Key Performance Indicatorをそのまま日本語に訳すと「重要業績評価指標」という意味ですが、ものすごく簡単な言葉で置き換えると「目的」のことを指します。
このKPI(目的)の設定しなければターゲット層を設定することができませんので、どういったブログ記事を書けばいいのかも決定できません。
たとえば、コンサルティングを受講してもらうことが目的なのか、オンラインサロンに誘導することが目的なのか、はたまたオリジナルのブランド商品を販売することが目的なのか、人によっては目的は異なります。
そしてそのKPI(目的)によって、狙うべきキーワードも変わりますので、ここが最初からぶれているとコンテンツマーケティングで成果をあげることが難しくなります。
ペルソナ(ターゲット層)の設定
ブログ記事を書く前に、どういった人に記事を届けたいのかを設定します。
ペルソナの決定する際はなんとなくターゲット層をイメージするのではなく、実際にその人物が実在しているかのように具体的に属性を設定していく流れとなります。
ペルソナを決定する際の属性の例
↓
- 年齢はいくつなのか
- 性別は男か女か、その他か
- 住んでいる場所はどこか
- どういった仕事をしているか
- 年収はいくらくらいなのか
- どういった趣味をもっているか
- どんな価値観をもっているか
- 兄弟はいるか、子供はいるか
より具体的にペルソナを決定することで、ブログ記事を作成する際も迷いがなくなり記事を書くスピードも早くなるので、記事を外注依頼するときなどもペルソナをしっかりと共有することがコンテンツマーケティングで成功するためのコツだといえるでしょう。
ペルソナを設定するときのコツは、見込客を全体で捉えるのではなく、ある特定の一人にまで人物像を絞り込んで考えることです。
たとえば、身近な友だちや過去のお客さんの顔を想像しながら一人だけに絞り込むことで、その人が抱えている悩みや求めることをイメージして、、それを解決したり価値を提供するためにブログ記事をまとめるような流れとなります。
ペルソナをしっかりと定めてターゲット層が明確になると、どういったコンテンツを作成すれば集客ができるのかをイメージしやすくなるだけでなく、コピーライティングにおいても効果的な言葉遣いを選びやすくなるので迷いがどんどんなくなっていきます。
キーワードの需要調査
記事を作成する内容を決めるときに、誰も検索をしないキーワードをタイトルにいれて記事を書いてもコンテンツマーケティングはできません。
Googleのキーワードプランナーを活用して毎月の検索ボリュームをリサーチすることができるので、ペルソナ(ターゲット層)が検索しそうなキーワードをたくさん候補をリストアップして、需要を調査します。
ロングテールキーワードで需要のあるキーワードを複数をみつけることができれば、コンテンツマーケティングは成功しやすくなります。
ロングテールキーワードを探すときは、Googleのサジェストを活用するととても効率よくリサーチすることが可能です。
たとえば、最初にそのキーワードのサジェストをまとめて抽出しておいてコピーして、Googleキーワードプランナーに貼り付けてリサーチすればまとめてキーワードの需要を把握することができます。
また、キーワードの需要調査をする際はGoogleキーワードプランナーのほかにも、Googleトレンドなどの無料ツールも大変役に立ちます。
キーワードの競合調査
キーワードの需要調査が終わって、たとえ需要がたくさんあるキーワードをみつけたとしても、そのキーワードを狙っている競合がたくさんいると、コンテンツマーケティングで失敗しやすくなります。
つまり、需要のあるキーワードを狙って記事を書くだけではうまくいかないということです。
検索エンジンの1ページに表示される記事は限られているので、需要のあるキーワード+ライバルが少ないキーワードを選定してから、記事の内容を決定する意識をもたなければいけません。
キーワードの競合調査方法は1つだけではないですが、初心者の方におすすめの方法は狙っているキーワードで実際検索してみて、1ページに表示される記事を1つ1つ確認する方法です。
地味な作業となりますが、この方法が1番確実にキーワードの競合調査をすることができます。
最後に
この記事では、コンテンツマーケティングとは何か?について解説しました。
コンテンツマーケティングの基本的な意味だけではなく、ブログ記事を活用したコンテンツマーケティングの具体的な実践方法についても解説しましたので、これからSEO対策をしてオウンドメディアを作成していきたい方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
特にキーワードの需要調査と競合調査をすることはとても需要な作業なので、これまで意識してなかった方はぜひGoogleキーワードプランナーやGoogleトレンドなどの無料ツールを活用して実践してみてください。
ちなみにコンテンツマーケティングはブログ記事だけでなく、YouTube動画などの様々なコンテンツを利用して行うことが可能なマーケティング手法となります。