LINE公式アカウントの運用方法を、機能別で分かりやすく解説します。
これからLINE公式アカウントを運用したいと考えている方は是非参考にしてください。
LINE公式アカウントの運用方法【機能別で解説】
- メッセージ配信
- あいさつメッセージ
- 応答メッセージ
- AI応答メッセージ
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リッチメニュー
- クーポン
- ショップカード
- リサーチ
- 友だち追加
- トラッキング(LINE Tag)
メッセージ配信
メッセージ配信は、公式LINEで友だちにメッセージを送信できる機能です。
文字やスタンプ以外にも、動画や画像を送ることができます。
セグメント配信(絞り込み配信)やA/Bテストができ、年齢や性別、住んでいる地域などのユーザー情報に合わせて運営やメッセージ配信ができるので、効果的な配信が可能です。
メッセージ配信の「オーディエンスタイプ」は、以下の5種類があります。
- ユーザーIDアップロード
- クリックリターゲティング
- インプレッションリターゲティング
- チャットタグオーディエンス
- 追加経路オーディエンス
あいさつメッセージ
LINE公式アカウントのあいさつメッセージは、公式LINEが友だち追加されたときに自動でメッセージを配信してくれる機能です。
例えば、公式LINEを友達追加したときにすぐメッセージがくると思いますが、それがあいさつメッセージです。
公式アカウントの自己紹介をしたり、キーワード応答に誘導しクーポンをプレゼントするなど、手動でメッセージを送信しなくても、友達追加してくれた人に情報を届けることができます。
応答メッセージ
LINE公式アカウントの応答メッセージは、LINEのトークで何かメッセージが送られてきたときに返信するメッセージを登録しておくことで、自動返信してくれる機能です。
例えば友だち追加した人が「おはよう」と公式LINEに送ると「おはようございます」などと、自動返信することができます。
また、応答メッセージには、特定のキーワードに対して設定しておいたメッセージを自動返信する「キーワード応答機能」もあります。
- タイトル
- ステータス
- スケジュール
- キーワード
タイトル
応答メッセージを管理するときの名前を決めます。
ステータス
応答メッセージを送信できる状態にするか送信できない状態にするかのON/OFFが設定できます。
OFFにすると自動応答モードに設定していても、メッセージは流れません。
つまり、メッセージの内容を下書き保存しておきたい場合にも便利です。
スケジュール
自動応答を有効にしておく期間を設定できます。
キーワード
キーワードを設定すると、キーワードと完全一致するメッセージを受信したときにのみ自動で返信します。
あいさつメッセージなどを通じて設定済みのキーワードをユーザーに案内すると、より効率的に活用できます。
最大30文字まで設定できます。
キーワードを設定しておけば、設定しておいたキーワードが友だちから送信されたときに、自動で返信する事ができます。
AI応答メッセージ
LINE公式アカウントのAI応答メッセージは、AIが自動でメッセージの内容を判定して返信してくれる機能です。
チャット―モードの時にしか、このLINE公式アカウントのAI応答メッセージは利用する事ができません。
ちなみに、LINE公式アカウントにはチャットモード以外にもbotモードがあります。
botモードを利用しているときには、AI応答メッセージは利用できないという事です。
チャットモードとbotモードの切り替えは、「応答設定」から変更できます。
リッチメッセージ
LINE公式アカウントのリッチメッセージは、画像を使って分かりやすいメッセージを送信できる機能です。
テキストだけのメッセージよりも反応率が高くなるので、LINE公式アカウントの運用にはリッチメッセージの活用が欠かせません。
昔は、リッチメッセージは有料プランでしか利用できなかったのですが、現在はフリープランでも利用できます。
リッチビデオメッセージ
LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージは、動画を送るだけではなく動画を見終わったあとにボタンなどを使って訴求する事ができる機能です。
長い動画よりも、なるべく短い動画でまとめて最後まで見てもらう事が、LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージを活用するうえでコツだったりします。
なお、動画形態は、縦型・横型・正方形などさまざまな形態に適応しています。
カードタイプメッセージ
LINE公式アカウントのカードタイプメッセージでは、画像のついたさまざまなカードタイプのメッセージを作成できます。
4種類のカードタイプ(プロダクトタイプ・パーソンタイプ・ロケーションタイプ・イメージタイプ)から選択し情報を設定しておけば、簡単にカルーセル形式のメッセージが作成可能です。
- プロダクト
- パーソン
- ロケーション
- イメージ
プロダクト
LINE公式アカウントのカードタイプ(プロダクト)では、プルダウンで設定する枚数を3枚まで設定する事ができます。
設定する写真が1枚の場合、デフォルト写真が選択可能です。
パーソン
LINE公式アカウントのカードタイプ(イメージ)は、写真を1枚のみ設定する事ができます。
設定した写真は丸く切り抜かれて表示され、画像を設定していない場合は、デフォルト写真を選択できます。
ロケーション
LINE公式アカウントのカードタイプ(ロケーション)では、位置情報を設定できます。
位置情報を設定すると、住所をタップしたときに自動でマップが立ち上がるようになっています。
イメージ
LINE公式アカウントのカードタイプ(イメージ)は、1枚のみ画像を設定できます。
リッチメッセージとカードタイプメッセージのイメージの違いは、画像のサイズです。
基本的にはカードタイプメッセ―ジの方が画像サイズが小さめです。
また、細かい点ですが、リッチメッセージでは画像をタップしてもらったときにテキストを発言させることができませんが、カードタイプメッセージのイメージならばテキストを発言させることができます。
※APIを設定したLINE集客ツールを使うとリッチメッセージでもテキストを発言させることができる裏技もあります。
リッチメニュー
LINE公式アカウントのリッチメニューとは、公式LINEのトーク画面を開いたときに画面下部に表示されるメニューの事です。
友だち追加した人が公式LINEとのトークを開きメニューをタップすると、外部サイトへ誘導したりキーワードを送信させたりすることができます。
今までは、LINE公式アカウントのWeb版からしかリッチメニューが作成できませんでしたが、2020年10月22日から、スマホアプリ版のLINE公式アカウントからもリッチメニューを作成できるようになりました。
なお、PC(パソコン)からLINEを開いた時には、リッチメニューは表示されません。
- 表示設定
- コンテンツ設定
表示設定
LINE公式アカウントのリッチメニューの表示設定では、タイトルや表示期間、メニューバーのテキストなどを設定できます。
コンテンツ設定
LINE公式アカウントのリッチメニューのコンテンツ設定では、メニューをタップした時のアクションを選ぶ事ができます。
クーポン
LINE公式アカウントのクーポンは、実店舗などで利用可能なクーポンを簡単に作成することができる機能です。
公式LINEで作成したクーポンはメッセージ配信以外にも、タイムラインや応答メッセージなどで配信する事ができます。
LINE公式アカウントのクーポンを発行する事で、新規集客だけではなくリピーターを確保する事ができるので非常に効果的です。
- クーポン名
- 有効期限
- 写真
- 利用ガイド
- 抽選
- 公開範囲
- 使用可能回数
- クーポンコード
- クーポンタイプ
クーポン名
LINE公式アカウントで作成するクーポンのタイトルを設定します。
どのようなクーポンなのかが分かるようなクーポン名にしておくとよいでしょう。
有効期限
LINE公式アカウントで作成するクーポンの有効期限が設定可能です。
クーポンの開始日時や終了日時を分単位で設定できるので便利です。
写真
LINE公式アカウントで作成するクーポンの写真(メイン画像)を選択する事ができます。
※10MBまでの画像がアップロードできますが、ユーザー環境を考慮し1MB以下を推奨します。
※詳細画面ではユーザー端末の解像度にあわせ、横軸を基準に自動でリサイズされますので、一般的なスマートフォン解像度にあわせて制作できます。
※配信・投稿時のサムネイルでは短辺を基準に正方形にトリミングして表示されます。
利用ガイド
利用ガイド(使用条件)を設定する事ができます。
クーポンの説明などを記載するだけでなく、特典のメリットを詳しく書いておくことで、クーポンを受け取った後の反応率が変わってきます。
抽選
抽選機能を活用すれば、クーポンを届ける人を限定する事が可能です。
当選確率は、1%から99%まで選択できます。
公開範囲
LINE公式アカウントのクーポンの公開範囲を以下から選べます。
- 全体公開
- 友だちのみ
- 友だちのみ(シェア可能)
使用可能回数
LINE公式アカウントのクーポンの使用可能回数を以下から選択できます。
- 一回のみ
- 上限なし
クーポンコード
クーポンコードとは、クーポンを実際に利用する前にお客さんに提示してもらうコードの事です。
基本的にLINE公式アカウントのクーポンは店舗経営者が利用するもので、レジなどの会計時に活躍する機能となります。
クーポンタイプ
クーポンタイプは以下から選択できます。
- その他
- 割引
- 無料
- プレゼント
- キャッシュバック
ショップカード
LINE公式アカウントのショップカードは、一言でいうと紙のポイントカードではなく、デジタルポイントカードの事です。
ポイントが貯まると、クーポンなどのプレゼントを渡す設定ができます。
※LINE公式アカウントの友達にポイントを付与するためのQRコードは、管理画面から取得可能です。
リサーチ
LINE公式アカウントのリサーチは、公式LINEの友だちにアンケートや投票の実施ができる機能です。
友だち追加
LINE公式アカウントの友だち追加では、は友だち追加用のQRコードやHTMLタグを取得できます。
友だち追加ボタンを利用する事で、サイトやSNSから公式アカウントへの誘導がスムーズになります。
以下の3つの方法があります。
- SNSやメールで宣伝する
- Webサイトにボタンを設置する
- 店舗に案内を置く
トラッキング(LINE Tag)
LINE公式アカウントのトラッキング(LINE Tag)は、配信したメッセージのコンバージョン(成果)を確認できる機能です。
コンバージョン(成果)を計測したいWebサイトに指定のタグを設置すれば、公式LINEの友だちがどれくらい「購入」や「会員登録」をしたか、計測することが可能です。
最後に
LINE公式アカウントの運用方法について、機能別で分かりやすく解説しました。
たくさんの機能がありますが、すべての機能をマスターしようとすると、ものすごく時間を奪われることになるので、本当に注意が必要です。
無料で利用できるLINE集客ツールと公式LINEを連携して、細かい絞り込み配信を最大限活用したり、画像付きメッセージでお客さんを自動でご案内するだけでも、公式LINEはその効果を十分に発揮します。