Amazonの商品ページをより魅力的にし成約率を上げるためにも、商品紹介コンテンツの作成は欠かせません。
「商品ページが何か寂しい」「説明欄だけだと魅力を書ききれない」そんな風に感じている出品者の方も多いでしょう。
こういった場合は、商品紹介コンテンツを作成する事でその悩みを解決する事ができます。
Amazonの商品紹介コンテンツは都度バージョンアップしているので、以前の作成方法とは大きく異なる場合があります。
2020年の大きなバージョンアップとしては「モジュールの種類が増えたこと」が挙げられ、これによりカスタマイズが容易になりました。
こちらでは、2020年版のAmazon商品紹介コンテンツの作成方法について詳しく解説していきます。
商品紹介コンテンツを使ってみたい、作成方法を知りたいという方は是非参考にしてください。
Amazonの商品紹介コンテンツとは?
Amazonの商品紹介コンテンツとは、大口出品者のみが利用する事ができる商品紹介用のテンプレートのことです。
商品紹介コンテンツを作成する事でどのように商品ページが魅力的になるのか、実際の例を挙げてみたいと思います。
まず、商品紹介コンテンツを使用していない商品を見てみましょう。
商品紹介コンテンツページを作成していない商品ページは、このように「商品の説明文」のみが表示されます。
では、商品紹介コンテンツページを使用している場合はどうなるのかというと、
このように、画像と文字で商品説明が書いてあるので非常にわかりやすいです。
どちらが成約率が上がるかは、一目瞭然でしょう。
文章だけで商品の説明をするよりも画像と文章で説明したほうが圧倒的に伝わりやすいため、購入者にとっても安心でき、また魅力的に感じます。
商品紹介コンテンツページにはさまざまなテンプレートが用意されており、画像や文字の装飾、箇条書き、下線なども自由にカスタマイズ可能です。
これらを使えば、商品の魅力をより購入者に伝えることができるでしょう。
なお、商品紹介コンテンツは無料の機能なので、大口出品者であれば誰でも利用可能です。
商品紹介コンテンツを作成するだけでもセッション率や成約率が大きく変わってくるので、積極的に利用していくようにしましょう。
Amazonの商品紹介コンテンツを作成する方法
Amazonの商品紹介コンテンツを作成には、まずセラーセントラルにログインしましょう。
「在庫管理」>「商品紹介コンテンツ管理」を開きます。
商品紹介コンテンツマネージャーが開くので、商品紹介コンテンツを作成したい商品名やASINで検索するか、「商品紹介コンテンツの作成を開始する」をクリックします。
コンテンツの詳細が開くので適切な画像とテキストを入力しましょう。
商品紹介コンテンツの「モジュールを追加」とは?
コンテンツの作成ページの一番下に「モジュールを追加」というボタンがあります。
このモジュールという言葉自体いまいち馴染みがないかと思いますが、まとまった機能やシステムという意味があります。
Amazonの商品紹介コンテンツの「モジュールを追加」は、レイアウト設定だと思って間違いありません。
「モジュールを追加」をクリックすると、商品紹介コンテンツのさまざまなレイアウトが出てきます。
画像でレイアウトを見ることができるので分かりやすいですね。
商品の魅力を伝えるのに適したレイアウトを選ぶと良いでしょう。
ASINを適用する
商品紹介コンテンツに画像と文字を追加したら、右上にある「ASINを適用する」から商品紹介コンテンツを掲載する商品を選びます。
適応するASINは、親ASINも子ASINもすべて検索て追加するようにしましょう。
最終確認後、送信をクリックすれば商品紹介コンテンツの作成は完了です。
注:
審査には最大7日かかり(申請数が多い時期にはそれ以上かかる場合があります)、ステータスは商品紹介コンテンツのホームページに反映されます。
商品紹介コンテンツが承認された後、適用されたASINの商品詳細ページに公開されるまで、最大24時間かかる場合があります。
商品紹介コンテンツの制限項目
Amazonの商品紹介コンテンツを作成する際には、いくつかの制限事項があるので注意が必要です。
制限事項を違反している場合は承認されず、商品紹介コンテンツが掲載されません。
具体的な制限事項について、Amazonの規約を参考に解説していきます。
- 商品以外の情報
- 価格やプロモーションに関する記載
- 配送に関する情報の記載
- 誇張を含む表現の記載
- 時期やホリデーシーズンに関する情報の記載
- 他のサイトへアクセスを促す記載
- 健康や安全に関する効能の記載
- Amazonカスタマーサービス以外の連絡先情報の記載
- 出品者が公認であるかのような記載
- お客様の声の記載
- 文法、句読点、綴りの誤り、大文字の多用
商品以外の情報
商品についての情報ではなく、「販売者」「出品者」としての情報や、 他社製品についての情報を掲載する事は禁止です。
また、自社製品の販売制限についての情報(「当ショップ限定商品」など)も制限されています。
価格やプロモーションに関する記載
「お手頃」「低価格」「無料特典」「無料」など、価格やプロモーションに関する記載は制限されています。
また、「今すぐ購入」などの購入を煽る言葉も使用禁止です。
商品紹介コンテンツでは特に使いがちな言葉なので、注意しましょう。
配送に関する情報の記載
「配送料無料」や「即日発送」など、配送に関する情報の記載は制限されています。
リードタイムの掲載は商品紹介コンテンツには書かないようにしてください。
誇張を含む表現の記載
「人気商品」「売れ筋商品」など、誇張を含む表現は制限されています。
「今ホットな」「メディアで話題の」などの煽り文句も禁止です。
時期やホリデーシーズンに関する情報の記載
セールに関する表現や、「今年最高の新商品」などの、時期が限定されるものやホリデーシーズンに関する情報の記載は制限されています。
他のサイトへアクセスを促す記載
Amazonの内外を問わず他サイトのリンクを貼ったり、促すような記載は制限されています。
自分が出品している他の商品ページであっても、誘導してはいけません。
健康や安全に関する効能の記載
安全に関する表示や省エネに関する表示、医薬品、飲料、食品、健康商品に関する表示の掲載は制限されています。
また、健康や安全に関する効能の掲載は禁止されています。
Amazonカスタマーサービス以外の連絡先情報の記載
Amazon以外のカスタマーサービスや連絡先情報(電話番号やメールアドレス)に関する記述は禁止されています。
また「お困りのことがございましたらこちらまで」といった表現も禁止です。
出品者が公認であるかのような記載
「正規販売店のみが販売できる商品」などというような、出品者が公認であるかのような記載は禁止されています。
また、所有していないブランドのロゴや商標の表示は禁止です。
お客様の声の記載
ECサイトの商品紹介ではよくみかける「お客様の声」ですが、Amazonの商品紹介コンテンツでは禁止されています。
文法、句読点、綴りの誤り、大文字の多用
文法や綴りに誤りがある場合は、商品紹介コンテンツの審査に通りません。
商品紹介コンテンツを作成したら、審査に出す前に必ず文面のチェックをするようにしましょう。
商品紹介コンテンツ作成時のポイント
いきなり商品紹介コンテンツを作成するといっても、初めて作成する方はどのようなデザインにしたらいいか迷ってしまうでしょう。
商品紹介コンテンツ作成時のポイントを2つご紹介します。
- ライバルの商品紹介コンテンツを参考にする
- ランキング上位の文章を参考にする
ライバルの商品紹介コンテンツを参考にする
はじめて商品紹介コンテンツを作成するときは、どのようにページを作るのが正解なのか分からず時間もかかってしまうでしょう。
そこで商品紹介コンテンツ作成時のポイントとして、ライバルのページを参考にするのをおすすめします。
競合商品のコンテンツページや売れている商品ページの真似をする事で、サクサクと商品紹介コンテンツを作成できます。
真似をするといっても、画像や文章を全て似せる必要はありません。
他の商品の商品紹介コンテンツを見たときに「これはいいな」「これは響くな」と思ったものだけ取り入れると良いでしょう。
もちろん丸々文章をコピーするのはNGなので、自分なりの言葉に変えてオリジナルの商品紹介コンテンツを作成してください。
ランキング上位の文章を参考にする
二つ目のポイントは、Amazonや楽天などで上位にあがっている商品の文章を参考にする事です。
サイズや素材の書き方、商品の魅力の伝え方や説明、キャッチフレーズや商品の特徴など、マネできる部分はたくさんあるでしょう。
また、文章で悩んだ時は雑誌を参考にするのもおすすめです。
雑誌はとても上手に商品の魅力を文章で伝えているので、大変参考になります。
たくさん詰め込みすぎず分かりやすくまとめる事も、文章作成時の大事なポイントです。
商品紹介コンテンツ作成時の画像について
どういった画像を用意すればいいのか、どのように画像を作成すればいいのか疑問に思う方も多いはずです。
ページ作成では画像が非常に重要となるため、この部分はうやむやにできませんね。
まず、どのような画像を商品紹介コンテンツに使用するのかというと、仕入れ先からの画像をそのまま流用するのでも良いですし、
しっかりと商品を撮影して自分で画像を作成するという場合もあります。
自分で画像を作成したり加工する場合は、フォトショップやイラストレーターを使って編集する事になるでしょう。
ただし技術やセンスも必要になるため、画像加工は外注さんに依頼しているという方も多いです。
画像加工を外注化する場合は、クラウドワークスなどでも募集するとすぐに応募があるでしょう。
画像加工を依頼するときは、ライバルの商品紹介コンテンツから「こんな画像にしてほしい」という風にお願いすると伝わりやすいです。
商品紹介コンテンツの画像加工を依頼する前に、モジュールの推奨の画像サイズも必ず確認しておきましょう。
最後に
2020年最新版の「Amazonの商品紹介コンテンツを作成する方法」をご紹介しました。
商品紹介コンテンツの作成にはセンスや技術が伴ってきますが、外注さんに依頼したりライバルの商品紹介コンテンツを参考にすれば、魅力的なページを作成できるでしょう。
また、商品をどんな人に紹介したいのか、どういう客層に伝えたいのかを明確にしたうえで作成しないと、商品の魅力が十分に伝わりません。
ライバルの商品紹介コンテンツを参考にすることはもちろんですが、自分でもどのようなコンテンツを作成したら魅力を伝えられるか考えてみてください。
作成を重ねるごとに、魅力的な商品紹介コンテンツを作成する事ができるようになるはずですよ。