まず大前提としてAmazon広告のインプレッション数(表示回数)を無駄に増やすことに意味はないのでどのような考えの下、インプレッション数を増やしていくべきかを紹介します。
売上=ページのインプレッション×成約率×商品価格
で決まります。
そのためページのインプレッション数を増やすことは重要ですが広告のインプレッション数を増やすこと≠ページのインプレッション数増加です。
広告経由のページのインプレッション数=広告のインプレッション数×クリック率
で決まります。
そのため広告のインプレッション数を増やしてもクリック率が低ければ効果はほとんど出ません。またクリック率が低い広告は広告とキーワードの一致率が低いと認識されて広告スコアが下がってしまいます。
Amazon広告では基本的にキーワードの入札単価が高い方が上位に表示されるようになっていますがそこには広告経由の販売数や広告のクリック率が関係してきます。
Amazonの立場になって考えてみれば商品が売れて手数料をもらうか、広告の代金をもらうかで初めて利益が出るためインプレッション数だけ増えてクリックされない広告を上位に表示する理由がないことは想像に難くないと思います。
そこでインプレッション数を上げる方法とクリック率を上げる方法をそれぞれ見ていきます。
Amazon広告のインプレッション数を上げる方法
- 予算の増加
- 入札キーワードの増加
- 出品キーワードの改善
広告のインプレッション数を増やすこと自体は簡単です。
単純に予算を上げてキーワードを上げればインプレッション数は増えます。そのためスポンサープロダクト広告であればオートターゲティングをかけてその予算を増やし、その結果に応じてスポンサーブランド広告やスポンサーディスプレイ広告にキーワードを増やし予算を上げるのが最も簡単です。
また出品キーワードに設定しているキーワードによってもオートターゲティングの結果は変わってくるのでインプレッション数を増やしたい場合は出品キーワードも変更する必要があります。
Amazon広告のクリック率を上げる方法
- 画像の改善
- タイトルの改善
- キャッチコピーの改善
インプレッション数を上げるだけだとクリック率が下がってしまうので上記の4つの項目を改善していく必要があります。
まず画像についてはスポンサープロダクト広告の場合白背景になっているので改善できる部分は少ないですが画像サイズによってスマホで表示される際の表示の仕方が変わるためその部分は最適化可能です。
タイトルは入札キーワードに含まれているキーワードまたはその関連キーワードを盛り込むことでクリック率が上がります。
キャッチコピーはスポンサーブランドやスポンサーディスプレイの場合のみになりますがクリック率に大きく影響するためABテストで常に改善していきましょう。
また季節やライバルの存在によって訴求方法が変わるためその瞬間に効果が高かったキャッチコピーでも数ヶ月経つと効果がなくなることも多いので注意しましょう。
Amazon広告のインプレッション数の適切な増やし方まとめ
Amazon広告のインプレッション数を適切に増やすためには同時にクリック率を意識して改善する必要があるという話でした。
またこの記事では詳しく扱いませんでしたが成約率(ユニットセッション率)の改善も売上向上には重要になるので合わせて改善していきましょう。